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「Apple Vison Pro」を体験して「Meta Quest3」が欲しくなった

VR/MR

Apple Vision ProをApple心斎橋で体験してきました。

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Apple Vison Pro体験までの流れ

Apple Vision Proの予約
Apple Vision Proは、その製品としての特殊性もあってか、iPhoneやiPadの様に軽く触って試すことはできません。30分の体験枠が用意されており、スペシャリストの説明を聞きながら、その指示に従って体験するという流れになっています。

予約自体は、iPhoneのApple StoreアプリやWebページから簡単に予約できます。予約枠も比較的空いており、木曜日時点でも土日の予約は可能ですし、日によっては当日直前に予約してもいけると思います。

体験の感想

ハードウェア

Apple Vision Proの展示
Apple Vision Proのハードウェアは、iPhoneやiPadなどと同じく、非常にクオリティが高い仕上がりでした。バンドの接続部、ディスプレイの繋ぎ目等々、妥協は一切なし。

Apple Vision Proの展示

Apple Vision Proの展示

ディスプレイは、片目4Kで解像度は高め。(Meta Quest2比ですが)VR機器としては、圧倒的な解像感をでした。ただし、事前の期待値が高すぎたせいもあるとは思いますが、「パススルーの映像が現実と同じ」とは感じませんでした。バーチャルな空間でも、現実空間でも、どちらでも少なからずは、ディスプレイを見ている感じは残ります。

展示機はお触り厳禁だったこともあり、質感部分については、Apple Vision Pro本体には着脱時の感触と、実機を見ての感想です。

操作性

Apple Vision Proの展示
一番の驚きは、やっぱり操作性の良さでした。タップ操作は、目線の動きと、太ももの上においた指のピンチ操作ででき、操作に対して一切負担はありません。

(首ではなく)目線もとい眼球を動かすと、それに対してアイコンが反応します。イメージ的にはiPadでトラックパッドを操作したときに、アプリアイコンの動きに近いです。

コントローラー不要で操作できるので、常に両手はフリーにしておくことができます。コントローラー必須なVR機器とは違い、コントローラーという制約なく操作でき、アプリを起動してそのままキーボードやマウスなどの入力に移れるのは非常に実用的に感じました。

映画などの映像体験

映画などの映像コンテンツも迫力満点。映画を見る際に、映画館で自由な席に座る様に、視点を変えられるのは良い点です。

空間写真や空間ビデオなど

Apple Vision Proの展示
空間写真や空間ビデオも体験できました。迫力やリアリティはあり、家族との写真などを残しておけば、見直したときに感動的な体験にはなりそうです。

ちなみに、iPhone 15 Pro Maxで撮影されたものは、Apple Vison Proよりも、クリアではありました。ただ、カメラとしての性能の限界もあってか、粗の目立つ部分もあったので、WWDCで発表されていた、Canonのレンズ「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」など専用機で撮影されたものを見てみたいところ。

購入検討:Vision ProではなくMeta Quest3

Meta Quest3
体験終了後にも「在庫ありますよ」と言われたのですが、流石に60万円という価格はおいそれとは出せません。体験自体は秀逸でしたが、今後しばらくして「Apple Vision Proを買うか?」と聞かれたら、多分買わないと思います。開発者だったり、YouTuberだったりで、ペイできるなら別ですが、一般人としてはいかんせん厳しいものがあります。

そんな中、未来をコスパよく体験するなら、Meta Quest3が良いんじゃないかと思い始めています。(もちろん、かたや空間コンピューティング、もう一方はVR/MRヘッドセットなので、一概に比べられたものではないかもしれませんが。)

Meta Quest3で良いのでは?

PCモニターとして

PCのモニター代わりという用途の場合、Meta Quest3で良いんじゃないかと思っています。片目2K程度に解像度は落ちるとはいえ、Vision Proが60万円なのに対し、Meta Quest3は7.5万円と圧倒的安価。ちょっと良いモニターを買ったくらいの感覚です。

更に、Macだけでなく、Windowsも接続することができ、汎用性は高め。Vision Proは操作性もよく未来を感じるものの、仕事道具としてもコスト回収できそうにありません。

ハンドジェスチャーも一応

Meta Quest3にも、ハンドジェスチャー機能があり、コントローラー無しでの運用もできるようです。Apple Vision Proの様に、視線で何でもかんでもいける感じではなさそうですが、そこそこ使えそうな予感。

基本は、モニター目的で、被ってPCと接続できるまで行けばOKなので、これくらいでも良さそうです。

Human Verification

Appleの空間ビデオへの対応、今後の拡張性

Meta Quest3は、Appleの空間ビデオにも対応しており、ファイルの拡張性にも期待が持てます。

10万円以下でユーザーが増えていく余地があり、ユーザーが作成した独自コンテンツも多くありそうで、気軽に触れることができそうなのも惹かれるポイント。

Appleの打ち出している「空間コンピューティング」やそれを体現しているvisionOSは魅力的に映るものの、一般ユーザーの視点としてはMeta Quest3に触れてからで良いかなと思い始めています。

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