ファーウェイは、2月27日に、Harmony OSを搭載した10.3インチE-Inkタブレット「MatePad Paper」を発表しました。本記事では「MatePad Paper」の気になる特徴や価格を紹介します。
MatePad Paperのスペック
OS | Harmony OS2 |
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CPU | Kirin 820E |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 10.3インチ、解像度:1,872 x 1,404、227ppi |
バッテリー容量 | 3625mAh |
サイズ | 225.2 x 182.7 x 6.65 mm、162g |
重量 | 360g |
カラー | ゴールド、シルバー、グレー |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax, 2 x 2 MIMO |
Bluetooth | Bluetooth 5.2, support BLE |
オーディオ | 2スピーカー、4マイク |
筆圧 | 4,096段階 |
その他 | USB Type-C(USB 2.0)、指紋認証, M-Pencil(2gen) |
MaePad Paperは、Kirin820E・RAM4GB・Harmony OS2搭載のE-Inkタブレット。M-Pencilと呼ばれるスタイラスペンへの対応や、スピーカーやマイクもあります。
MatePad Paperの価格
MatePad Paperの価格は499ユーロ(約64,348円)で販売されます。同じく10.3型のE-Inkタブレット「BOOX Note Air2」が63,800円なので、MatePad Paperの価格は適正価格といえます。
MatePad Paperが欲しくなる特徴
ベースとなる性能が高い
まず、SoCにKirin820E、RAM4GBを搭載しており、基本性能が高い点のが特徴です。E-Inkタブレットとしては、かなり高性能な仕上がりになっています。
E-Inkタブレットの欠点として、E-Inkディスプレイそのものの反応速度の遅さと、そこに搭載されるSoC性能の低さという2つのボトルネックがありました。Kirin 820Eによって後者は改善されており、前者についても、後述の様にかなら手を加えられています。
M-Pencilの低遅延は快適さを生み出す
26msの低遅延になっています。過去のiPadの遅延が20ms(現在は9ms)とされていたので、それに近いレベルになっています。E-Inkタブレットの中でもかなりの低遅延タブレットに仕上がっているようです。
MatePad Paperだけのスタイラスペンではなく、MatePadやMateBookシリーズで利用できるM-Pencil (第2世代)が利用できます。
MatePad PaperはHarmony OS2搭載(Amazonアプリストアの可能性)
Harmony OS2を搭載しており、ファーウェイのAppGalleryが利用可能になっています。Harmony OSを搭載したファーウェイのスマホでは、apkを使用してのアプリのインストールが可能でした。
ということは、スマホ同様にAmazonアプリストアやapkの導入が可能である可能性があります。Kindleをインストールして読書する…なんてこともできるかもしれません。
指紋認証搭載
E-Inkタブで、いちいちパスワード入力するのは面倒なため、設定しない方も多くいると思います。電源ボタンに指紋認証を搭載しており、簡単にロック解除できます。パスワードを掛けれるため、もし紛失しても安心といえます。
MatePad Paperは最高のE-Inkタブの予感
MatePad Paperは最高のE-Inkタブレットになっている予感がします。基本性能は高く、M-Pencilのレイテンシも低くなっており、価格も適正といえる範囲内になっています。実際に使ってみないとわからない部分もありますが、現時点での情報では、かなり完璧な製品に感じました。発売が待ち遠しい所です。
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