iPad mini 第6世代向けのSmart Keyboard風Bluetoothキーボード「F22 Wings」を、Amazonで購入したので、レビューしていきます。
この「F22 Wings」は、非常に完成度が高く、現時点で最も純正に近いiPad mini 6向けキーボードです。。
箱や付属品:箱の質もいい
F22 Wingsの箱は、白地にキーボード本体のデザインが描かれています、印刷面に擦れ等なく、高品質。
裏面には、このキーボードカバーの基本情報が書かれています。Bluetooth 5.2や30日間のスタンバイにも対応しています。Amazonはグレーとホワイトと2色展開ですが、ピンクやグリーンもあるようです。
開封すると、検査証が入っていました、
内容物は、キーボード本体と充電ケーブル、説明書でした。
説明書は多言語対応しており、英語、中国語、スペイン語などに加えて、日本語にも対応しています。フォントは中華フォントですが、記載されている文章に変な部分はなさそうです。
F22 Wingsのデザイン
F22 Wingsは、Apple純正のSmart Keyboard Folioにインスパイアされたデザインです。グレーベースのカラーリングで外側はさらさらしています。もちろん、閉じるとオートスリープします。
本体背面が接触する部分はマイクロファイバー仕様。
iPad mini 6を本体にセットするとかなり一体感がでてきます。はたから見るだけで、Smart Keyboardなのかなと錯覚するレベル。
電源ボタンと充電端子は右上です。充電ケーブルは専用端子で、もう片側はUSB-Aです。バッテリー残量は、iPadのウィジェットから確認可能。
大体角度はこのくらいの角度の範囲内で調整できます。本体がコンパクトなので、膝に載せて打てないこともないといった程度。首に負担は掛かります。
iPad mini 6向けのSmart Cover Folioと比べると厚みはあります。しかし、iPad半分から1枚程度の厚みの増加なので、持ち運びの利便性は高めです。
F22 Wingsのキーボード配列
キーボードの配列は、US配列ベースで、コンパクトながらにもなるべく普通のキー配列に近づけようとした努力のあとが見えます。ただし、記号類は数字と同じキーに割り振られており、妥協点はそこそこ見えます。
ちなみに記号は、Shiftキーと数字キーの組み合わせだけでなく、Controlキーと数字キーの組み合わせも利用します。
Command + Hでホームに戻るや、Command + Tabでアプリ切り替えなどのショートカットも利用できます。
良いところ
Smart Keyboardを彷彿とさせるデザイン
やっぱり一番の魅力はデザインです。F22 Wingsのカバーの質感はさらさらで、Smart Keyboard Folioかと見間違えるかのような薄さです。
適度な打鍵感
カバータイプのキーボードとは思えないほど、しっかりとした打鍵感があります。薄いながらもちゃんとキーが沈み込んでくれるので、快適に文字入力できます。
BluetoothなのでiPadを縦置き可能
Bluetoth接続なので、iPadを縦置きして文字入力することもできます。これが意外と便利で、文章全体を俯瞰しながら入力できます。
折り返すと反応しなくなるキー
折り返してタブレットスタイルで利用する際に、裏面に回ったキーは反応しなくなります。
悪いところ
充電ケーブルが特殊
一番の問題点は、充電ケーブルが、USB Type-CやMicro USBなどではなく、F22 Wings専用の端子であることです、薄型化のためにはマグネット接点型にせざるを得ないのは理解できますが、ここは汎用品であって欲しかったところ。
幸いにも、スタンバイ30日なので、毎日充電する必要はなく、数日の旅行程度であればケーブルは不要です。
キー配列が特殊・ミスタイプ
コンパクトなスペースに押し込める必要があるため、キー配列は特殊です。ハイフンなどの記号を入力するには、Shiftキーと数字キー、Controlキーと数字キーといった組み合わせで入力する必要があります。
しばらく触ると慣れてきますが、それでもやっぱりハイフンの入力に手間取ったり、ミスタイプもそれなりに発生します。MacやWindowsみたいにキー配列を自分で組み替えれないので、ミスを減らすのは慣れしかありません。
先にスタンドを折り返して、開けない
iPadの画面を開くときに、先にスタンドを折り返してしまうと、磁力不足のため画面は開きません。さきにiPadを持ち上げてから、スタンドを開きましょう。
総評:iPad mini 6向けキーボードとして唯一無二だが…
iPad mini 6向けのカバーとキーボードが一体化になった製品としては、唯一無二の存在です。iPad mini 6のために専用設計されており、これまでにあったカバーとキーボードをくっつけただけの製品とは全く異なります。特に、マウスと組み合わせると、Magic Keyboardにも近い作業感になります。
この記事は、2,000文字近くありますが、ほとんどこのF22 Wingsで入力してきました。実際にしっかり使った換装として、しっかりとしたレビューなどガッツリ長文を打つには、配列や小ささからあまり向いていません。
しかし、休みの日などにかばんにサッと忍ばせて、メールの返信をしたり、PCの横で辞書代わりに軽く調べ物するキーボードとしては最高です。
iPad mini 6にSmart Keyboardが欲しいと思っている人には、一度試してもらいたい製品と言えます。
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