「Mac mini」を使っていると、たまにスリープから復帰しないことがあります。本体の電源はついており、パスワードを入力するとログインが可能なものの、画面は一切表示されません。こうなると電源ボタン長押しによる強制シャットダウンしかありませんでした。
本記事では、Mac miniがスリープしない問題について、解決策の一つを見つけたので紹介します。
問題の状態と原因の特定
- PC:Mac mini 2018
- モニター:DELL 27インチ 4K(DELL SE2721QS)
発生した問題は、長時間スリープした際に、Mac miniがスリープから復帰してくれないというもの。厳密には、Mac mini本体はスリープから復帰しているものの、HDMI経由で信号がモニターに送られていないところにあります。その証拠に、画面が真っ暗な状態でパスワードを入力するとログインされ、サウンドなどが再生されます。
筆者の環境は、2018年モデルのIntel Mac miniですが、M1チップを搭載したMac miniでも同様の問題が起きているようです(例1, 2)。
スリープから復帰しないのは、長時間スリープさせた場合です。2, 3時間くらいの短時間のスリープだと、正常に復帰します。一晩寝て起きると、HDMIケーブルの再接続でもダメで、電源ボタンで強制的に電源を落とす必要が出てきます。
解決策:モニターの自動入力選択をOFF
解決策は、意外と簡単で、モニターに備わっている「自動入力選択のOFF」をするだけでした。
筆者の使っているDELLの4KモニターSE2721QSには、HDMIやDisplay Portの入力端子があり、どの端子から映像が来ているかを自動的に検出する機能が備わっています。どうやら、長時間スリープ状態にすると、モニター側がその信号を検出できなくなってしまうようです。
調べてみたところ、JAPANNEXTのモニターとMac miniの組み合わせでも、同様の解決方法が使えるようです。
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