iPhone SEをiOS13にアップデートしてしばらく試しに使っていたところ、思いの外、体への負担がなく、非常に楽に。もしかしたら最近頻繁になる肩こりとそれが原因の頭痛が、近年のスマートフォンの「大画面・重量化」にあるのでは無いかと思いました。
重いスマホ・軽いスマホを使った時
非常に汚い絵で申し訳ないのですが、簡単に図示するとこんな感じ。重いスマホだと上に持ち上げるのに労力が必要。基本手が下がり、画面を見るために首の角度も下がります。
軽いスマートフォンの場合、持ち上げてもそれほど負荷はありません。手を上げるのが楽なので、首も比較的真っ直ぐ維持することができます。
ちょっとした違いにも見えますが、スマホを使っている時間は1日の間に数時間ありますし、1, 2年に一回しか機種変更しないとなると積もり積もった時間はとんでもないことに。1日3時間でも、1年なら1,095時間(約45日)こうした姿勢の差も生じますね。
スマホの画面サイズと重量の変遷
とりあえずiPhoneとGalaxyを例に近年のスマートフォンの画面サイズと重量の変遷を見ていきます。
iPhoneは?
2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | ||||||||
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機種名 | 画面サイズ | 重量 | 機種名 | 画面サイズ | 重量 | 機種名 | 画面サイズ | 重量 | 機種名 | 画面サイズ | 重量 |
iPhone SE | 4インチ | 114g | iPhone 8 | 4.7インチ | 148g | iPhone XR | 6.1インチ | 194g | iPhone 11 | 6.1インチ | 194g |
iPhone 7 | 4.7インチ | 138g | iPhone X | 5.8インチ | 174g | iPhone XS | 5.8インチ | 177g | iPhone 11 Pro | 5.8インチ | 188g |
iPhone 7 Plus | 5.5インチ | 188g | iPhone 8 Plus | 5.5インチ | 202g | iPhone XS Max | 6.5インチ | 208g | iPhone 11 Pro Max | 6.5インチ | 226g |
iPhoneに関して言えば、iPhone 8くらいまでは比較的軽くなっていますが、大画面化やiPhone Xなどでフレームがステンレスになったモデルは重量化が進んでいます。
iPad miniが7.9インチで300g程度なので、スマホとタブレットの中間みたいな存在になりつつあります。
Galaxyは?
2017年 | 2018年 | 2019年 | ||||||
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機種名 | 画面サイズ | 重量 | 機種名 | 画面サイズ | 重量 | 機種名 | 画面サイズ | 重量 |
Galaxy S8 | 5.8インチ | 155g | Galaxy S9 | 5.8インチ | 161g | Galaxy S10 | 6.1インチ | 158g |
Galaxy S8+ | 6.2インチ | 173g | Galaxy S9+ | 6.2インチ | 189g | Galaxy S10+ | 6.4インチ | 175g |
Galaxy Note8 | 6.3インチ | 190g | Galaxy Note 9 | 6.4インチ | 201g | Galaxy Note 10 | 6.3インチ | 168g |
Galaxy Note 10+ | 6.8インチ | 196g |
Galaxyに関しては、iPhone 8とGalaxy S8比較ではiPhone 8の方が軽いものの、年々の重量化に関しては比較的穏やかといえます。
ただ、コンパクトな画面にも問題が
ただ、もう大画面に慣らされてしまった人間としては、コンパクトな画面が辛くなりつつあります。
4インチ程度の小さな画面よりも、5.8インチ程度ある方が表示される情報量も多くなり、ブラウジング、動画を見たり、電子書籍、写真・動画編集、ゲームなど、スマホで多くの人が行うであろう作業がやりやすいのも確か。逆に小さい画面で小さい文字に目を凝らすより、大きな画面でゆったり見る方が、身体的な疲労が減るなんてことも十分に考えられます。
電話機として使うのであればiPhone SEくらいのサイズ感も悪くありませんが、情報端末として使うのであれば、ある程度の大画面化は必須だと筆者は考えます。
原始時代には戻りたくない
「大画面化・重量化」は、肩こりなどの原因になりやすく、軽量なスマホを使う時より姿勢や使用時間には気を使う必要があるでしょう。しかし、今更画面の小さいスマホをメインに使うなどという原始時代に戻る行為もなかなか厳しいものがあります。
一番良いこととしては、スマホがある程度大画面を維持したまま軽量化してくれることですが、機能を詰め込み高性能化していくことを考えると、一朝一夕に変化していくものでも無いと思われます。(必然的にパーツの数も増えますしね)
我々に残された手段としては、スマホを使用する際の日々の心がけと、スマホを持ち上げるだけの筋肉をつける筋トレしかないのかもしれません。
コメント
重さだけを見れば、軽い方が良いと思います。
でも、軽さを追求すると、
金額は高等しますし、
端末も小型化→画面が小さくなる。
バッテリー容量も低くなります。
鞄に予備バッテリーほりこんだり~
片側かけ鞄なら、さらに姿勢は悪化。
画面が小さくなると、
別の意味で見えにくくなりますので、
自然と目を近づけて覗きこむので、
口を突き出した姿勢→スマホ首直行ですね。
同じ重量であれば、
中画面で見やすいフォントサイズにし、
短時間で画面を見ないほうが、
良いかも(?)ですね。
首とかやられてしまうと、
重たいモノは持つな!と
基本的には医者にとめられますが、
筋トレなんかで肩こり解消!とかあり、
筋トレしても、肩こりは悪化しました。
背中の筋肉のトレーニング不足かも
しれないですが、
素人知識で、首とかは判断しない方がよいみたいで。
将来スマホがなくなり、
メガネに搭載したり、
脳にチップ埋め込んて使う
時代がくるかもしれませんが、
メガネ型の液晶装置もありますが、
神経的な苦痛はたまらないですよね。