Kindle Scribeには、どうやら新しいE-Inkディスプレイが採用されているようです。
10.3インチサイズでも、300ppiの領域へ
Kindle Scribeは、10.3インチのタブレットとして現時点では唯一の300ppiのディスプレイを搭載しています。Kobo ElipsaやQuaderno、MatePad Paperなど、ほとんどの10.3インチE-Inkタブレットは227ppiであることからも、いかに大きな違いかはわかると思います。
7.8インチの電子ペーパータブレットでは、E-InkだとBOOX Note 3やAir、DESだとTopjoy Butterflyがモノクロで300ppiを実現していました。
ちなみに、iPad Pro 11/12.9でも264ppiであることを考えると、Kindle Scribeのディスプレイがかなり高精細です。
300ppiのE-InkはしばらくKindle Scribe独占?
E-InkがGood e-Readerへ出した公式声明によると、Kindle ScribeにはE-Inkが新たに提供する高精細なTFTが採用されており、一定期間はAmazonが独占するとのこと。
Good e-Readerの想定では1年契約を想定しており、他社の10.3インチのE-Inkタブレットに、300ppiのディスプレイが搭載されるのは、2023年末以降になりそうだと想定しています。
300ppiの魅力は、手書きの精細さ
ディスプレイの解像度が上がり、ppiが高くなることのメリットは、手書きの精細さが増すことです。最近、7.8インチで300ppiのBOOX Nova Airで実感したことですが、高精細であることで、明らか10.3インチで227ppiのMatePad Paperよりも小さい文字が書きやすくなっています。
もちろん、電子書籍やWebサイトなどが見やすくなる、視認性のメリットもあります。
しばらくは、10.3インチで快適な手書きノートを体験するなら、しばらくは「Kindle Scribe」一択という時期が続くかもしれません。
Source: Good e-Reader
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