新年初の散財として、ヨドバシカメラで39,800円で販売されていた「Meta Quest 3S 128GB」を購入しました。通常価格が48,400円なので、それよりも9,000円近く安く、中古価格よりも4,000円近く安くなっていました。
Meta Quest 3Sをなぜ買ったか?
Meta Quest 3Sを買った理由は、PCモニターとして使おうと考えたからでした。
というのも、今使っている27インチ 4Kモニターの画面サイズに不満があり、当初は、31.5インチ 4Kか34インチのウルトラワイドモニターを検討していました。ただ、新規にモニターを追加すると27インチ 4Kの処遇を考える必要があり、フィットなかった場合に手元にモニターが1枚余るという結果になります。
そこで、Meta Quest 3Sを仮想デスクトップ環境によってPCモニターとすることで、ウインドウ配置や画面サイズの自由度が高まります。なおかつ27インチ 4KはデスクトップPCの保守管理等で残しておけるため、ガジェットごとの役割分担もはっきりします。
という思惑もあって、Meta Quest 3Sを購入してみました。ちなみに、VRヘッドセットは、以前にMeta Quest 2を利用していたことがあります。
実際は、解像度不足….
結論から言えば、Meta Quest 3Sは、自分にとっては解像度不足で、PCモニター代わりに使えるものではありませんでした。それもそのはずで、Meta Quest 3Sのパネル解像度は、Quest 3(2064 x 2208)ではなく、Quest 2と同等の1832×1920で、しかもパンケーキレンズではなく、フレネルレンズで本体もぶ厚めでした。
明らかに、ディスプレイの格子が目につき、画像や文字などのジャギーを感じました。正直長時間使うにあたっては、情報量不足な上に、目への負担も大きかったです。
当初、想定していた用途では、使い続けられませんでした(以前Meta Quest 2を使っていたので想定された結末)。
ぶっちゃけ、この用途ならMeta Quest 3でも厳しそうで、Apple Vision Proなど片目4Kディスプレイを搭載したモデルでないと、厳しいかもしれません、
良かったところも
ハンドトラッキングで、コントローラーなしでの操作
折角なので、Meta Quest 2比で、良かったところもまとめておきます。まず、Meta Quest 3Sが、ハンドトラッキングに対応しており、コントローラー不要での操作が比較的実用的だった点には驚かされました。アプリによってはコントローラーの方が良いシーンもしばしばありましたが、Apple Vision Proほどではないにせよ、ちゃんと手を認識して画面操作ができた点には感動しました。
カラーパススルー
もう一つは、カラーパススルー機能です。外界にあるマウスやコントローラーの位置を把握したり、ちょっとした情報確認でPCを開く程度だったりすれば、快適に利用できました。カメラが400万画素程度しかないため、外界のスマホやモニターの細かい文字を読むには向きませんが、概ね満足できる使用感でした。
総評
現状、Meta Quest 3Sは、他に用途はないので、お蔵入りすることになりそうです。VRゲームはしませんし、VRChatもMeta Quest 2のときに散々やりましたし。あと考えられるとすれば、VRのコンテンツを楽しんだり、作成した3Dモデルを、3Dプリンターで印刷する前に、VR空間でチェックしたりするくらいになるかもしれません。
個人的には、Meta Horizon OSの操作感やサウンドが好みですし(SE音などを再生するスピーカーの音質も良くて好き)、価格は高くてもいいので、より解像度の高い上位モデルや後継モデルが出てくれないかな〜とも思ってたりします。
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