Xioamiが販売している約7,000円で購入可能なGPS搭載のスマートウォッチ「Mi Watch Lite」をしばらく使用してみたのでレビューします。
ECサイト「Banggood」からサンプル提供されたものを利用しています。記事内容は指示を受けていません。今回レビューするのは海外版です。
Mi Watch Liteのスペック
ディスプレイ | 1.4インチ(320×320), LCD, 323ppi |
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バッテリー容量 | 230mAh |
衛星測位 | GPS / A-GPS / GLONASS |
センサー | 3軸加速度センサー, 3軸ジャイロスコープ |
防水 | 5気圧 |
ヘルスケア | 心拍計測・睡眠モニタリング |
スポーツ | 屋外ランニング、トレッドミル、屋内サイクリング、 屋内サイクリング、フリースタイル、ウォーキング、 トレッキング、トレイルラン、プールスイミング、 オープンウォータースイミング、クリケット |
寸法 | 41mm × 35 × 10.9mm |
重量 | 35g |
対応OS | Android, iOS両対応 |
その他 | 天気、時計、アラーム、ストップウォッチ、タイマー、音楽再生 |
Mi Watch Liteを開封
パッケージはブラックを基調としたデザイン。スポーティーさを意識したパッケージ。
開封すると本体と対面。”Designed by Xiaomi”の文字が書かれています。
内容物は、Mi Watch Lite本体と充電ケーブル、説明書。
Mi Watch Liteのデザイン
Mi Watch Liteは、スクエアタイプのディスプレイを搭載したモデル。ちなみに上位モデルに当たるMi Watchは円形ディスプレイ。
フラットディスプレイと思いきや、端はラウンドしています。筐体の質感は金属感あります。おそらくアルミ。質感は7,000円程度の商品とは思えないほど高品質。
右側面には、ボタンが用意されています。また、バンドは自然にまるまるります。
背面には心拍センサー。バンドは独自タイプのものですが、取り外し可能になっています。
多くのスマートウォッチ同様、最初の画面から左右に動かすと心拍や消費カロリー、天気などの確認、下からスワイプするとクイック設定、上からスワイプすると通知が表示されます。
個人的に好きなのが、サイドボタンを押して表示されるアプリケーションの画面。3×3でアイコンが並んでおり、非常にオシャレですし、操作性も抜群。移動中などでもさっと、タイマーを起動したり、活動記録に移れるのは便利です。
充電器はクレードル式・専用画面も用意
Mi Watch Liteの裏面にある接点と接触するようなクレードル式になっています。最近はマグネット式のケーブルのものも増えているので珍しいですね。
充電台に接続すると、専用の表示に切り替わります。
アプリ:Mi FitではなくXiaomi Wear Lite
Mi Watch Liteの管理は、Mi FitアプリではなくXiaomi Wear Liteアプリで行います。AndroidとiOSにそれぞれ用意されているので、自分の端末に合わせて使いましょう。
Appleのヘルスケアアプリへの、活動量や睡眠記録の書き出しも可能。
ウォッチフェイスの変更可能
本体でウォッチフェイスの変更をしたり、アプリ上で追加することも可能です。種類は上記の画像以外にもかなり豊富に用意されていました。
ディスプレイ:キレイな発色と精細感のあるディスプレイ
ディスプレイは、発色もキレイで、精細感のあるディスプレイになっています。1万円以下の安価な製品ですが、この点は非常に高評価。スペックは320×320のLCDディスプレイ、ppiは323ppiで、きれいなのはある意味納得。
安価な製品ですが、英字のフォントは非常にキレイ。まるでApple製品を使っているかのような美しさです。
活動量計:歩数カウント
モデル | 歩数 |
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Mi Watch Lite | 10,410歩 |
Honor Band 6 | 10,494歩 |
iPhone 12 mini(外出時のみ) | 10,312歩 |
歩数カウントをMi Watch Lite、Honor Band 6、iPhone 12 miniで記録して比較してみました。前2つはその日の0時から、iPhone 12 miniのみ外出中のみの使用になっています。
Mi Watch LiteとHonor Band 6の歩数は、在宅中にはMi Watchの方が数百歩程度多めにカウントされていたものの、ウォーキングして家に帰宅した時点では上記の表の通り、それほど差がなくなっていました。動いていない時点での誤差は、Mi Watch Liteの方が大きく、逆に動いている時点での誤差はHonor Band 6の方が大きめでしたね。
3つの製品で似通った歩数になっているので、日々の活動量の変化を測定するのであれば、Mi Watch Liteでも問題なさそうです。
ワークアウト:GPS搭載でスマホ不要
GPSを搭載しているので、スマートフォンなしで位置情報の記録が可能になっています。運動後に、アプリ上で経路や距離などを確認することができます(プライバシーの都合から、カットしましたが、ルートの所から確認可能)。
ワークアウト中の画面も、情報が整理されていて見やすく、誤動作もなかったですね。スクロールするとその他の情報も見れます。
睡眠記録:改善の余地あり
睡眠記録は、時間や内容に関してはある程度正確。入眠時間に関しては、Mi Watch LiteとHonor Band 6で差がありませんし、起床時間に関しても布団の中でモゾモゾしていた時間分の差なのでほぼ同じです。深い眠りや浅い眠りの時間もかなり似通った計測値になっています。
ただ、そこから算出される睡眠スコアは、ちょっと過大に推定されている気がします。筆者の感覚的には、快眠ではなくもうちょっと悪い感じでした。
通知
もちろんアプリの通知を表示させる機能もあります。英語・日本語関係なく表示させることができます。ただし、英語フォントはキレイですが、日本語に関しては中華フォントになっています。海外版だからかもしれません。
音楽再生:iOSにも対応・曲名表示も
iPhoneでも曲の再生停止や音量調節、曲名やアーティストの表示が可能。
アルバムなどからの選曲はできませんが、移動中にスマートフォンを取り出さなくても、曲の管理やコントロール、音量調節を行えます。
バッテリー持ち
バッテリー持ちは、公称9日、GPSを使った場合は10時間としています。GPSを使ったウォーキングを30分、心拍の計測を5分に1回の設定で85%残っていました。大体公式で提示されている通りの持ちといえます。
バンド系と比べると少し劣りますが、2, 3泊程度の旅行でも充電ケーブルは不要で過ごせるのは大きなメリットです。
総評:おすすめ・普通の腕時計と併用したい人にも
総評としては、1万円以下で購入できるスマートウォッチとしては非常におすすめ。そこそこ安定したGPSもあり、デザイン・質感・操作性もよく、値段も69.99ドル(約7,627円)、国内版は7,480円(税込)ということで、スマートウォッチ入門としてはかなり最適なモデル。
バッテリーの持ちもそこそこ良いので、普段は普通の腕時計を使いつつ、ジムや外でのランニング用として購入するのもありですね。安いので、家族一人に1台みたいな使い方も考えられます。
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