13.3インチのOLEDディスプレイの「Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook」を使ってみたので、レビューをしていきます。
IdeaPad Duet 560 Chromebookのスペック
OS | ChromeOS |
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CPU | Qualcomm Snapdragon 7c Gen2 |
RAM | 4/8GB |
ストレージ | 128/256GB (eMMC) |
ディスプレイ | 13.3インチ OLED (有機EL; 1,920×1,080) |
アウトカメラ | 800万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
バッテリー容量 | 4セル (使用時間約15.5時間) |
Wi-Fi | IEEE 802.11ac/a/b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth 5.1 |
スピーカー | ステレオスピーカー(1.0Wx4) |
サイズ | 305.86 x 186.74 x 7.23mm |
重量(本体) | 700g |
重量(キーボード込) | 1.2kg |
カラー | ゴールド、シルバー、グレー |
その他 | USB Type-C (3.0/PD/DP対応) |
IdeaPad Duet 560 Chromebookの良かった所
13.3インチの大画面に有機EL
IdeaPad Duet 560 Chromebookの魅力は、13.3インチのフルHDのOLEDのディスプレイ。ハイエンド帯の製品ではありませんが、OLEDを採用しており、発色は良好です。ディスプレイサイズに対して解像度が低いのか、OLEDの問題かは不明ですが、少し粗さは感じました。
バッテリー持ちはかなり良い
省電力なSnapdragon 7cを採用していることもあって、バッテリー持ちはかなり良好です。普通にYouTubeを見たりブラウザでブログを書いたりしても全然バッテリーが減らないので、安心して使うことができます。使用法にもよりますが1日持ち出しても快適、家での軽いブラウジングメインの用途でも数日充電不要で利用できました。
動作はほどほどにスムーズ
Snapdragon 7c Gen2採用のため、動作はほどほどにスムーズです。性能が高いわけではないのでゲームをしたり、ブラウザをたくさん開いて重いサイトを見たりには向きません。Twitterを見たり、ちょっとした情報を見たり、YouTubeを見たりといったことであれば、快適にこなせます。
薄手のスタンドカバーが便利
IdeaPad Duet 560 Chromebookについてくるスタンドカバーは薄手でありながらも、角度調節の幅も広くかなり実用的です。10インチサイズの初代IdeaPad Duet Chromebookのときは分厚さを感じましたが、ここは大きく改善されたポイントです。
IdeaPad Duet 560 Chromebookの悪かった点
トラックパッドの反応の悪さ:ストレスが溜まる
許容できないレベルの不満を感じたのが、トラックパッドの反応の悪さです。色々設定で調整したのですが、自分の指の動きに対して全くカーソルがリニアに反応してくれず快適に操作できませんでした。店頭で触った際からこの点は引っかかりを感じており、使ってれば慣れるかな?と思ったのですが、やっぱりダメでした。
マウスを用意するか、タブレット用途メインで利用する方が良いです。
トラックパッドそのものはチープさを感じるものの、指すべりはスムーズなだけに、完全にソフトウェアのチューニングがうまくない印象でした。キーボードも打鍵感に安っぽさはあるものの、十分妥協できる範囲だっただけに、トラックパッドのこの出来は残念でした。
それなりに重量感がある
重量は本体のみで700g、キーボードカバー込で1.2kgとそれなりに重量感があります。これ1台持ちだすだけなら問題ありませんが、ノートPCなどと併用する場合は重さを感じることになりそうです。
総評:カジュアル用途に向いている
IdeaPad Duet 560 Chromebookは、カジュアルなブラウジングとか動画視聴といった用途には向いています。ただ、トラックパッドの完成度が高くないこともあり、これ単体でビジネス用途など本格的な作業をこなすのは厳しく感じました。タブレット的用途をメインならありです。
IdeaPad Duet 560 Chromebookの現時点での最安値は66,757円(価格.com)となっています。13.3インチOLEDディスプレイ搭載でありながらも安価なので、コンテンツ視聴端末として魅力を感じるなら他のタブレットではなく、この製品を買う価値があると思います。
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