Appleは12月8日、オーバーイヤー型ヘッドホン「AirPods Max」を発表しました。左右それぞれにH1チップを搭載し、AirPods Proでも合ったノイズキャンセリングや外音取り込みモード、空間オーディオにも対応しています。
スペースグレイ、シルバー、スカイブルー、グリーン、ピンクの5色展開で、価格は67,980円(税込)になっています。
AirPods Proのスペック
ドライバ | Appleが設計したダイナミックドライバ(40mm口径) |
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機能 | アクティブノイズキャンセリング外部音取り込みモードアダプティブイコライゼーションダイナミックヘッドトラッキングを持った空間オーディオ |
センサー | 光学センサーポジションセンサーケース検知センサー加速度センサージャイロスコープ(ジャイロのみ左、それ以外は両方に) |
マイク | 合計9つのマイク(内8つはノイズキャンセル用、3つは音声用) |
チップ | Apple H1(両方に) |
コントロール | Digital Crown, ノイズコントロールボタン |
バッテリー | 最大20時間の再生時間3 |
サイズ・重量 | 168.6 x 187.3 x 83.4 mm、384.8g |
カラー | スペースグレイ、シルバー、スカイブルー、グリーン、ピンク |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
主なスペックとしてはApple H1チップを左右両方に搭載しており、加速度センサーやジャイロセンサーなどスマートフォンに搭載されているようなセンサー類が多数搭載されているのもポイントです。
重量に関してはWH-1000XM4(254g)やBose Noise Cancelling Headphones 700(250g)と比べると、384.8gと少し重くなっているので、手にしたときに重さを感じるかもしれません。
AirPods Proの特徴
特徴まとめ
- ノイズキャンセリングと外音取り込み機能
- 空間オーディオ
- 20時間のバッテリー持ち
- 物理ボタン:Digital Crownとノイズコントロールボタン
AirPods Proの主な特徴としては上記の通り。AirPods Proで非常に評価の高かったノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能を搭載。空間オーディオにも対応しています。
バッテリー持ちも20時間と長く、国内外での長時間の移動で十分使える程。ダサくなりがちな物理ボタンに関しても、Apple Watchに採用されたDigital Crowmによりオシャレに、操作しやすくまとめられています。
空間オーディオ:家を映画館に
またiOS 14から搭載された空間オーディオも、ダイナミックヘッドトラッキングにより頭の動きを捉えてより正確に。Dolby Atmosで記録されたコンテンツでは映画館のような体験が可能になっています。
マンションなど普通の家では高品質なスピーカーを用意して、映画館の様に大音量で映像を楽しむことは難しくなっていますが、ヘッドホンでも楽しめるのは非常に魅力的。むしろ生活音が入りにくく、スピーカーを揃えるより安上がりの可能性も。
Smart Case
AirPods MaxをSmart Caseに収納すると、超省電力状態に切り替わりバッテリー持ちが長くなります。
他のヘッドホンより高い!6.7万円の価値はあるの?
ソニーのWH-1000XM4の3.6万円、Bose Noise Cancelling Headphones 700の4.6万円と比べると、AirPods Maxの6.7万円という値段はいささか高い様にも思えます。
筆者としては、高いけれどもこの値段差なら購入の価値がありと感じています。AirPods Proを使っての予測になりますが、音質に関してはかなり期待できますし、小型のイヤホンと違いサイズに余裕があるため、ノイズキャンセリングや外音取り込みなどの機能向上も見込めます。
さらに他のヘッドホンにはないApple製品の切り替えやすさも便利な所。普段はiPhoneで使いつつ、家で映画などの動画を見る際に、iPadやMac、Apple TVで使うという使い方も想定できます。
テレビ用のスピーカーを購入したり、音量を気にして映画の迫力が損なわれることを考えると、特に気にせずとも、購入してすぐに映画館のような体験をするために6.7万円という価格は案外悪くないかもしれません。
Source:Apple
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