COVID-19の影響で大学の図書館が閉まってしまい、5月末まで一切本を借りれないという状況に。今年大学院に入学したばかりで、大学図書館もすぐ閉鎖され、研究で必要な本が借りられていないという問題に直面しました。
日本語の本や洋書でも電子版があったり、古本屋などでも手に入るなら良いのですが、今回必要だった本は1970年代に出た洋書ということで日本国内での入手は絶望的。しかし、本は必要ということで、輸入するという手段をとってみることにしました。
本の輸入もやっぱりAmazon
ガジェットの輸入でも利用されることが多いですが、本の輸入でも利用できます。洋書の場合は、Amazon.com(アメリカ)やAmazon.co.uk(イギリス)からの輸入がおすすめ。英語でなんとかなるのと、日本のAmazonと操作方法がほとんど変わらない、輸入したことがある人の情報が多いのがメリット。見ず知らずの海外ECサイトで輸入するよりも、決済などの際にもやっぱり安心感のあるAmazonの方が使い勝手が良いですね。
アカウントの作成は画面の指示に沿って行い、英語で住所登録しておきます。日本語から英語に住所を変換するなら上のサービスがおすすめ。
購入できるかどうかのチェック
Amazonの倉庫から発送される商品の場合
基本的に、日本に輸入できるかできないかの判断は上記の2箇所で行います。左の画像の様に”This item does not ship to Japan.”と表示されている場合は基本的に不可になります。可能な場合には右の画像のように、”This item ships to Tokyo, Japan”のような表示になっています。
Sellerが「Amazon.com」か、Deliveryに「Fulfillment by Amazon」の記載がある場合、Amazonの倉庫から発送されます。発送方法「Standard Shipping」、「Expedited Shipping」、「Priority Shipping」の3つから選択できる場合が多め。発送までの日数も翌日には行われ、早い場合注文から3日程度で届くので、いち早く入手したいという場合は絶対に、Amazonの倉庫から発送される商品を探しましょう。
確認はできていませんが「Fulfillment by Amazon」でもカートに入れると下のマーケットプレイス商品同様、住所選択で弾かれる場合もあると思います。
マーケットプレイスの商品は?
見分けるのが難しい場合は、マーケットプレイス出品・マーケットプレイス発送の場合。見分ける方法はとりあえずカートに入れ、支払い画面で住所選択を行うと、日本に発送できない場合は上記のような画面が表示されます。
この場合、Amazonはあくまで支払いの窓口だけで発送はその出品者が行います。発送方法や発送までの日数は指定できることはほとんど少なめ。発送方法が追跡番号のあるかどうかも出品者次第になります。中古品、中古書に多いのがこちら。
配送方法を確認する方法は、出品者のページの”Shipping”を確認するしかありません。筆者が利用することになった”BetterWorldBooksUK”は発送までの日数は書いてありますが、配送業者記載なし。
“BetterWorldBooksUK”の場合は、実際に独自のECサイトもあったためそちらで確認すると、大体上記のような日程に。こちらにも特に記載は見つけられませんでしたが、発送コストがないことから普通郵便またはEMSであろうということが推測できます。
洋書(学術書)を試しに輸入・到着までの日数
“BetterWorldBooksUK”は”Royal Mail”で発送
今回はアメリカのAmazonで注文していますが、Sellerがイギリスだったためそこからの発送でした。5月6日に注文して、5月7日に発送、到着は5月22日でした。配送業者は”Royal Mail”。イギリスの日本郵便みたいな立ち位置の業者で、日本では日本郵便が配達を担当しています。
届いた洋書(学術書)の状態は
発送に関しては本を緩衝材でくるんだ上で、輸入品にありがちなビニールに包まれて到着。
今回注文した本は「Condition: Used – Good」という中古本。Amazonのランク付けでは、上から3つ目(Like New, Very Good, Good, Acceptableの順)。角にはスレ等ありますが中古品なので外装の状態は許容範囲内。少し茶色くなっているところもありますが、大きな問題はありません。
今回届いた本は図書館落ちの本。おそらくイギリスの北Staffordshire(スタッフォードシャー)の図書館落ち。これがわかったのは、本の内部に図書館で使われていたことを示すスタンプや、鉛筆による落書きなどが割とあり、中古感はかなり漂っています。
正直本が大きく破れていたり、読めない程の落書きはなかったので満足。キレイな本が欲しいという方には中古をおすすめしませんが、研究でどうしても必要・輸入するしか手段が無い!という場合には、全然ありです。
輸入なら安く洋書が手に入ることも
大学などの図書館で借りれるならそれに越したことはありませんが、研究上必要な古い書籍の場合、輸入するのも一手です。英語でアカウントを作成したり住所を入力する必要はありますが、日本のAmazonとほとんど操作は変わりませんし、住所も日本語→英語への変換サービスを使えば簡単。
図書館には返却期限がありますし、研究に必要な本の場合、輸入してみるのはいかがでしょうか?。欲しかった洋書の学術書が半額以下で買えることもあるかもしれません。
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