国内市場におけるAndroidタブレットに目立ったものがなく、「MatePad 10.4」しかないと思っていたのですが、Lenovoの「IdeaPad Duet Chromebook」の方が素晴らしいAndroidタブレットだと思ったので、要点をまとめてみました。(Chrome OSなんですけどね)
GMSが使えない:MatePad 10.4
- Kirin810搭載で性能高い
- 価格が安い:3万円台〜
- スタイラスペンも使える(別売り)
- LTEモデルあり
- GMS非対応
- 専用キーボードはない
MatePad 10.4の良いところは3万円で購入可能な格安タブレットにも関わらず、Kirin810と性能が高いところ。ゲームをするのであればこちらの方が良いでしょう。M-Pencilに対応しているので4096段階の筆圧を検知することが可能です。LTEモデルの設定があるのでSIMカードを挿入して、外出先でブラウジングしたい場合はこちらを選ぶことに。
悪いところはGMS非対応でGoogle Playストアが利用できない点と、上位モデルのProとは異なり専用キーボードは無し、ペンは別売りな点ですね。AppGallaryで簡潔できるなら良いかもしれませんが、筆者の雑感としては日常生活の利用にGoogle系サービスは必須。よくわからない人は避けておくのが吉。
Google Playストアが使える:IdeaPad Duet Chromebook
- Playストアが使える
- 専用キーボード付属
- スタイラスペンも使える(別売り)
- 性能はそれほど高くない
- MatePadよりは少し高い
IdeaPad Duet Chromebookの良いところとしては、AndroidではなくChrome OSですがGoogle Playストアが利用可能な点。購入時点で専用キーボードも付いてきますし、USI規格のスタイラスペンも使えるので、4096段階の筆圧検知も可能。Google Playストアにあるノートアプリなどの資産を上手に活かすことができます。
論文管理においてもPaperPileに関してはChrome拡張機能版とAndroidアプリどちらも利用できたりと選択の幅は広め。
悪いところとしては、MediaTek Helio P60Tなので性能がそれほどは高くない点。Google Playストアにある重めの3Dゲームなどをプレイするのは厳しいかもしれません。
MatePadとIdeaPad Duet Chromebookの価格
モデル | MatePad 10.4 Wi-Fi | IdeaPad Duet Chromebook |
---|---|---|
本体(最安モデル) | 29.000円 | 39,800円 |
専用キーボード | なし | – (付属) |
スタイラスペン | 10,209円 | 8,800円 |
クーポン | なし | -9,900円 | 総額 | 40,939円 | 29.900円 |
値段に関しては、単純な安さだけを追求するのであればMatePad 10.4の方が少しお買い得。IdeaPad Duet Chromebookはキーボードやスタンドがセットになって、なおかつ今なら9,900円引きなので、29.900円で購入でき、アクセサリー購入などの余計な投資が不要という点では魅力的。
ペンやキーボードを揃えてしまうのであれば、キーボード・スタンド代が1万円弱と考えるとIdeaPad Duet ChromebookとMatePadの実質的なタブレットとしての価格は変わらないかもしれません
スペック的な話をするのであれば、MatePad 10.4はRAM3GB・ストレージ32GBですが、IdeaPad Duet ChromebookはRAM4GB・ストレージ64GBなのでこの当たりを重視する場合は後者の方が良いかもしれません。(Lenovo直販モデルはRAM4GB・ストレージ128GBで42,636円です。)
アプリ・ペン・キーボードすべて満たすのはIdeaPad Duet Chromeboook
Androidアプリが動作したり、ペンが使えたり、キーボードを利用するというトータルで考えるのであれば、IdeaPad Duet Chromeboookがおすすめ。購入時点でキーボードが付いてくるので、ブログを買いたり文書作成したりすることが多い人にとってはおすすめ。
Chrome OS自体の自動更新ポリシーも2028年6月と長く、アップデートなども気にせず長期間に渡って利用していけるのはIdeaPad Duet Chromeboookの魅力。MatePad 10.4よりもIdeaPad Duet Chromeboookの方がトータルで考えた場合、最強のAndroidタブレットとなるかもしれません。
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