シャープとDynabookは、LTEに対応した「Dynabook Chromebook C1」を開発したと発表しました。2021年2月以降に商品化することが発表されています。
11.6インチディスプレイで、「GIGAスクール構想」の学習者用端末の標準仕様と言われると、チープな製品にも見えます。しかし、実際にはSnapdragon 7c搭載したLTE対応しており、見どころのあるChromebookになっています。
Dynabook Chromebook C1のスペック
製品名 | Dynabook Chromebook C1 |
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OS | Chrome OS |
CPU | Qualcomm Snapdragon 7c(オクタコア) |
RAM | 4GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 11.6インチ TFTカラーLED液晶(1,366×768)タッチパネル |
インカメラ | 約100万画素 HDR対応 |
アウトカメラ | 約500万画素 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.1 |
バッテリー | リチウムポリマー(バッテリーパック) |
サイズ/質量 | 未定 |
その他 | スタイラスペン(オプション)、 コンバーチブル |
同梱物 | ACアダプター、電源コード、他 |
一見すると、ディスプレイは11.6インチ、1,366×768解像度と低価格モデルっぽい構成で、タブレットとしても使えるコンバーチブルタイプ。ここでCeleronなどを搭載してくるのかと思いきや、Snapdragon 7cを採用。Snapdragon 7cは8nmプロセス、オクタコアなSoCで、まだ発売はされていませんがAcer Spin 513で採用例はあります。
性能はこれまでのMediatek製のSoC搭載モデルと比べ、向上が見込めそうなところ。Geekbench 5でSnapdragon 7cで検索して見つかるスコアを見ていると、Snapdragon 730前後に近いスペックに見えます。普段使いは、かなり快適そう。
またLTEに対応しているため、SIMカードを挿入しての通信が可能。これまでモバイル通信のできるChromebookは目立ちませんでしたが、Snapdragon搭載Chromebookの登場で普及が進みそうです。
プレスリリースを見る限り、教育向けがメインかもしれませんが、一般販売も期待したいですね。
Source:シャープ
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