「iPad mini(第6世代)」モデルを、発表直後に予約し、無事発売日の9月24日に入手することができました。今回購入したのは64GB・Wi-Fi+Cellularモデル、カラーはスターライト。
これは、早くも今年のベストバイが決まったかも。
iPad mini(第6世代)のスペック
SoC | A15 Bionic |
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RAM | 4GB |
ストレージ | 64/256GB |
ディスプレイ | 8.3インチ、2,266 x 1,488、326ppi |
アウトカメラ | 12MP広角カメラ、ƒ/1.8 |
インカメラ | 12MP超広角フロントカメラ、ƒ/2.4 |
サイズ | 195.4 x 134.8 x 6.3 mm |
重量 | 293g(Cellular: 297g) |
カラー | ゴールド、シルバー、グレー |
ネットワーク | 802.11ax Wi‑Fi 6(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.0 |
その他 | Touch ID, USB-C |
2年半ぶりの刷新となったiPad miniシリーズ。同時に発表されたiPhone 13シリーズと同じA15 Bionicチップを搭載し、mini 5から3世代のステップアップになりました。
デザインや機能面でも大きな刷新がなされています。ホームボタンはなくなりiPad ProやAir(第4世代)と同じ、スタイリッシュなデザインに。Apple Pencil(第2世代)に対応したことで、横にパチっとくっつけるだけで、ペンを充電できるようになりました。キャップを無くしたり、引っ掛けて落としたりということがなくなるので、良い変化です。
その他には、5Gに対応やUSB Type-Cなど、現代的な変化がありました。
開封の義:外箱からワクワク
配送段階の外箱から、Appleのパッケージになされているのと同じ、破って開けるタイプの封がされています。これだけで、なぜかワクワクしてしまいます。
iPad Air 4で見たような外箱。ここで驚いたのは、箱のサイズ感。この時点から小ささを感じていました。
iPhoneのパッケージからは、プラスチックの包装が削除された一方で、iPad mini 6にはプラスチックのシュリンクが残っています。同時に発売されたので、統一されているものとばかり思いましたが、そうではないようです。開発・製造時期が違うからなのかな?
開封するとiPadと対面。iPadのシュリンクは、紙っぽい材質。付属品は充電器、USB Type-Cケーブル、説明書。
外観:コンパクトで更に持ちやすく
外観は、iPad ProやAir 4と同様のデザインで、ホームボタンの無いシンプルなデザイン。画面サイズはmini 5の7.9インチから8.3インチへ大型化しています。ただ、大きくなった印象はまったくなく、高さが小さくなったことで、「あれ?小さくなった?」と思ってしまうほど、よりコンパクトになりました。
画面サイズが小さいにも関わらず、iPad Proと同じくらいのベゼルの太さがあるので、ProやAirと見比べると、野暮ったく見えちゃうかもしれません。ただ、これよりもベゼルが細くなってしまうと、iPadをホールドする部分がなくなります。そうなると、画面に指が触れる状態になって、誤タップが起きてしまうことを想定すると、これくらいが実用的な範囲。
本体カラーはスターライト。暖色ぽさのあるシルバーになっています。MacBook AirやiPhone 12 miniのシルバーと並べると違いを感じます。
太陽光の入る部屋で撮影した写真も。
ホワイト・シルバー・スターライトの違いについては、この記事が詳しいです。
上部には、電源ボタンと一体化してTouch ID、そして音量ボタン、下部にはUSB Type-Cがあります。
音量ボタンは、横画面使用時には上に来る方が、また縦画面使用時には右側に来る方が音量アップになっており、画面の向きに応じて自動的に切り替わります。こうした直感的な操作をさらっと実装してくるのは、さすがAppleポイントと言えます。
処理性能:A15チップは非常にパワフル
iPhone 13シリーズにも搭載されている最新のA15 Bionicチップは非常にパワフル。クリエイティブな作業を行うときに性能がアップしたんだなということが、はっきりとわかります。
iPad mini 5に搭載されていたA12 Bionicは、ライトユースでは快適でした。しかし、Affinity Photoで写真の現像を行うには性能が足りず、アプリ本体が落ちてしまうことも。しかし、iPad mini 6なら、スムーズに引っかかりなく編集作業を行えます。
もちろん、こうした性能アップの恩恵は、写真編集だけでなくゲームなどでも実感できるはず。mini 5→6への登場に2年半掛かったことを考えると、たとえライトユースであったとしても、これから買うのであれば、最新のチップを搭載しているmini 6にしておくほうが、後々困ることは少ないでしょう。
USB Type-C:充電やファイル転送に便利
従来のLightning端子は廃止され、USB-Cへと変更されています。Macなどで使っているUSB Type-Cハブを使って、外部ディスプレイに投影したり、SDカードやUSBメモリを読み込んだりすることができます。Macなどと充電器やケーブル、ハブなどを完全に共用できるので、持ち運ぶ荷物をへらすことができます。
ミラーレス一眼で撮影した写真や動画は、数十GBの大容量ファイルになります。USB 3.1 Gen 1で最大5GB/sの速度で転送できるので、転送してスグに編集に取り掛かかれます。
最高のメモ端末:片手に持ちApple Pencilで
8.3インチながら300gを切る軽さのため、片手にiPad、もう一方にApple Pencilを持った状態で手書きメモができちゃいます。電車内で思い付いたことをメモしたり、人と話していて重要なことを手書きでメモしておいたり、といったことが可能。iPad ProやAirでは重すぎたり落としそうなシーンでも、iPad miniなら安定して使うことができました。
MacBook Airとの併用もGood
iPad mini 6は軽いので、MacBook Airと一緒に持ち歩いても全然重さが苦になりません。iPad AirとMacBook Airのセットにあったズッシリ感がなく、毎日持ち運んでも全然楽です。
Cellularモデルがおすすめ
移動中や外出先で使うことを考えているなら、Cellularモデルがおすすめ。出かける頻度が割とあり、テザリングやフリーWi-Fiで済まそうと思っている人には特に、Cellularモデルをおすすめします。
iPad miniはスマホ並に軽く感じるので、移動中道に迷って地図を見たいときや彼女と駅で待ち合わせている空き時間など、取り出して使いたくなるポイントは多め。そうしたときに、いちいちWi-Fiに接続するのは、非常に面倒です。Cellulerモデルなら、常時ネットに接続されているので、いつでもどこでも使うことができます。なんならMacBookのモバイルルーターとしても使えます。
Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルの価格差は、約1.7万円程。価格差は大きく見えますが、実際使うとその差はなかったと感じます。今は楽天モバイルやpovoなど、維持費が安く安価に大容量通信ができるSIMカードも増えてきています。そうしたSIMと組み合わせて使うと、トータルコストはそこまで大きくなりません。
総評:軽い・速い・オシャレが揃ったiPad
約1週間しっかり使いましたが、ここまで全くの不満なし。iPad mini 6は、スマホよりも大きく、かといってiPad Pro程大きくもなく、絶妙なサイズ感。既に、iPhone 13 Pro MaxやiPad Pro 11を差し置いて、家の中でも外出先でも、真っ先に手に取るファーストデバイスになってしまいました。
軽い・速い・オシャレが揃っていて、完璧なのがiPad mini(第6世代)。iPhoneと一緒に持っても、iPad Proのサブ的にも、MacBookと併せて使っても、iPad miniはその良さを活かすことができます。
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