iPhone SEを購入して3年半以上が経ちました。昨年はiPhoneのバッテリーが安く交換できましたが、今は5,400円かかります。今後も使い続けるのであれば、正規のサービスで交換するのもありですが、それほど使いもせず安く済ませたいので自力で交換してみることにしました。
昨年交換したのですが、しばらく放置しているとバッテリーが完全放電を複数回長期間してしまい、バッテリー持ちが悪くなり、100%まで充電しても急に80%に減ったり、再起動すると急に容量が増えたりするような現象が起きていたのもきっかけです。
バッテリー選び
- PSEマークの有無
- 工具の付属
- レビューの評価
まず交換用のバッテリーを選ぶ際に大事なポイントがPSEマークの有無の確認が大事。準拠と書いていてもバッテリー本体に記載がない場合もあるので注意が必要です。
PSEマークに関しては以下のトリニティさんのサイトに詳しくまとめられていますが、PSEマークには丸型・ひし型の2種類があり、モバイルバッテリーやリチウムイオン蓄電池は丸型のPSEマークを記載する必要があるようです。(丸型は、自主検査、もしくは外部の検査機関をした証)
2つ目は工具の有無。iPhoneは基本的に小さいプラスネジ又は、星型のネジが使われており、基本この2種類が必要です。小さいプラスドライバーはあるかもしれませんが、精密ドライバーなど持っていない限り星型のものは無いでしょう。その他にも画面を外すときに利用する吸盤や、バッテリーを取り外す際に必要なヘラなど、代用できるものもありますが、基本的にはセットのものを買ってしまうのが、値段もそれほど変わらないのでお得です。
3つ目は評価。バッテリー自体の品質も重要。どれも見ていると悪い評価があるものもありますが、レビューの評価数が多いものや、悪い評価をみてもサポートの対応が良いものは買うのはありですね。
ちなみに今回購入したのは、これ。純正と同容量と大容量モデルがあります。買ってから気づきましたが、PSEマークはありませんでした。動作自体は全く問題ないです。
工具やPSEマークなどの基準を満たしていそうな製品はこっちですね。
バッテリー交換時の注意点
- ネジをなくさないように!
- 指紋認証のケーブルに注意
- バッテリーを極度に曲げすぎない:発火を防ぐ
- 慣れていないなら、ディスプレイははずそう
- 電源が入るか確認してから組み付け
主に注意した方が良いポイントは上の5つ。
ネジをなくさない様に。紙にセロハンテープで留めたり、交換用バッテリーに付属してくるトレーに入れたりとなくさない様にするのと、どこのネジなのかというのも注意ポイント。基本的にバッテリー交換で外すネジはどれも差がないので、わかりやすいですが、床に落としたりすると見つけるのも一苦労なので、細心の注意を払いましょう。
あとはディスプレイに吸盤を付けて開こうとしたときに、思い切って開かないように。指紋認証センサーがケーブルでつながっていて、それが切れてしまうと指紋認証が使えなくなってしまいます。ディスプレイもケーブルでつながっているので、同様に注意しましょう。
バッテリーは両面テープで固定されているので、外す際には曲げすぎない様に注意。曲げすぎて破れてしまうと発火の恐れになります。バッテリー下部にある取っ手の様なところを引っ張って剥がすのですが切れることもあります。そうなったら背面をドライヤーなどで温めつつ接着剤を柔らかくしてから、バッテリーを剥がして行きましょう。筐体とバッテリーの間にある、両面テープを取ることを最優先にするといいかも。
どの程度まで曲げてもいいかは不明ですが、45度位であれば特に問題はなかったですね(あくまで自己責任ですが)。
慣れていればディスプレイを外さず交換もできますが、初めてなら寧ろ外してから行ったほうが格段にやりやすいですね。
とりあえず交換用のバッテリーが装着し終わったら、すべてのネジを装着して蓋を締める前に、電源ボタンを押して電源が入り動作するかチェック。ディスプレイのコネクタがうまくはまっていなくて、タッチパネルが動作しなかったり、そもそも起動しないなんてこともあるので、まずちゃんと動くことを確認してから、仕上げに入りましょう。
交換する前のバッテリーはそのまま放置したり、普通ゴミとして捨ててしまうと発火の恐れなどもあって大変危険なので、家電量販店などに持ち込むとタダで引き取ってもらえるので、面倒かもしれませんが、実際に足を運んで回収してもらいましょう。過去にヨドバシカメラとエディオンに持ち込んだことがありますが、どちらも手続き等なく引き取ってもらうことができました。
これからもずっと使っていく予定だったり、純正パーツにこだわりがある人は、Appleに修理を頼んで5,400円で修理しても良いかもしれませんが、自力で行うと2,000円以下、早ければ30分もかからず済ませることも可能。今回やってみて意外と楽しかったので、もう頻繁に使わないデバイスならまたやってみても良いなと思っています。
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