UQモバイルから発売されることが決定した「OPPO Reno3 A」。この記事では国内市場で非常に人気を博していた前モデル「Reno A」とスペックを比較してどこが強化されているのか、また「Reno3 A」のベースモデルは海外で販売されているReno3 元气版なのかA91なのかの考察を行います。
「OPPO Reno3 A」と「OPPO Reno A」のスペック比較
OPPO Reno3 A | OPPO Reno A | |
---|---|---|
OS | ColorOS 7.1(Android™ 10) | ColorOS 6 (Android™ 9) |
SoC | Snapdragon 665 | Snapdragon 710 |
ディスプレイ | 6.44インチ(2,400 × 1,080)IPS | 6.4インチ(2,340 x 1,080)IPS |
RAM | 6GB | |
内部ストレージ | 128GB(Micro SD対応) | 64/128GB(Micro SD対応) |
アウトカメラ | 800万画素+4,800万画素+200万画素+200万画素 | 1600万画素+200万画素 |
インカメラ | 1,600万画素 | 2,500万画素 |
バッテリー | 4,025mAh | 3,600mAh |
ネットワーク | Wi-Fi: 802.11a/b/g/n/ac, Bluetooth 5.0 | |
LTE | 4G | 4G |
サイズ・重量 | 160.9 × 74.1 × 8.2mm、175g | 158.4 x 75.4 x 7.9mm、169.5g |
カラー | ホワイト, ブラック | ブルー, ブラック |
その他 | 防水防塵(IP68)、おサイフケータイ |
Reno3 Aの強化ポイントとしては、バッテリー容量が4000mAhを超え、Android 10になり、カメラの性能がかなり強化されているのがポイント。
Reno Aでは、ストレージが楽天モデル限定で128GBだったのに対し、今回はUQモバイルモデルでも128GBになっています。
Snapdragon665はスペックダウン?
モデル | Snapdragon665 | Snapdragon710 |
---|---|---|
CPU | Kyro260A73×4+A53×4 | Kyro360A75×2+A55×4 |
製造プロセス | 11nm | 10nm |
Antutu(v8) | 約17.8万点 | 約20万点 |
多分一番の問題はReno3 Aに搭載されているSnapdragon665は、前モデルのReno Aに搭載されていたSnapdragon710と性能を比較してどう?なのかという問題。
参考程度にAntutu Benchmarkのスコアで比較するとReno3 Aの方が性能が低いという状態に。
ベンチマークスコアがすべてではありませんが、基本的な性能は旧モデルのReno Aの方が上の模様。普段操作する上では問題はないと思いますが、重めのゲームを行うのであれば、注意はしておきたいところ。
カメラはスペックアップ↑・おサイフ・防水防塵も
Reno Aではデュアル構成だったカメラが、Reno3 Aではクアッド構成に。画質に関してはかなり強化されていそうです。
おサイフケータイや防水防塵に関してもReno Aから引き続き搭載。防水防塵に関してはIP68と最高クラスです。
ベースのモデルはReno3 元气版 or A91?
ざっくりとしたスペック
モデル | Reno3 A | Reno3 元气版 | A91 |
---|---|---|---|
SoC | Snapdragon665 | Snapdragon765 | Mediatek Helio P70 |
RAM/ストレージ | 6GB/128GB | 8GB/128GB | 8GB/128GB |
アウトカメラ | 4800 + 800 + 200 + 200 | ||
インカメラ | 1600 | 3200 | 1600 |
寸法(縦) | 160.9 | 160.3 | 160.2 |
寸法(幅) | 74.1 | 74.3 | 73.3 |
寸法(厚さ) | 8.2 | 7.96 | 7.9 |
重量 | 170g | 180g | 172g |
バッテリー | 4,025mAh | 4,000mAh |
ざっくりとしたスペックの違いに関しては上記の通り。カメラに関して使っているセンサーは不明ですが、3モデルとも画素数は同じ、SoCはA91のみMediaTek製になっています。
寸法などもほとんど同じです。細かな違いにはなりますが、A91と比較して残りの2モデルは25mAhだけバッテリーが多くなっています。インカメラに関しては 元气版だけ3200万画素になるなど各モデル微妙に違いが存在しています。
デザインをチェック
デザインの観点からでは、Reno3 AはA91よりもReno3 元气版に似ています。ノッチのしずくの落ち方の角度や、背面のフラッシュ部分のデザインなどは元气版とReno3 Aは非常に似ています。
価格
モデル | 価格 |
---|---|
Reno3 A | 未定 |
Reno3 元气版 | 2699元(約40,833円) |
A91 | 1799元(約27,217円) |
価格に関してはA91が2.7万円、Reno3 元气版は4万円で販売されています。
バッテリースペックやSnapdragonを搭載していること、デザイン的に似ている点、名前などからもReno3 AのベースモデルはReno3 元气版の可能性が高そうです。
Reno3 元气版にそのままおサイフケータイや防水防塵を搭載すると4万円を超えてくる可能性が高く、価格を抑えるためにインカメラやRAM、SoCの性能を落としローカライズを図った可能性が高そうです
価格次第でReno3 Aが気になる
上で性能についての懸念点を述べましたが、おサイフケータイ・防水防塵搭載で、カメラが強化されており最新のAndroid 10を搭載するなど、価格次第ではありますが、基本的にはOPPO Reno AよりもReno3 Aの方が良さげ。
5G対応・高い性能に関してはFind X2 ProやReno 3 5Gがauやソフトバンクから登場しています。勿論性能の高いモデルがSIMフリーで出ると嬉しいですが、SIMフリースマートフォン市場ではガラパゴス的な機能を搭載した上で、価格も重視されることを考えると、Reno3 Aに関しては日本市場を見据えた上でローカライズをきっちり行っており非常に好印象です。
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