「OPPO Reno3 Pro 5G」を購入してから約一ヶ月程度使用してきてのレビューをお届けします。
5G対応で、Snapdragon765G・90Hzディスプレイ・4,025mAh搭載といろいろ詰め込んでいながらも、薄さ7.7mm、重さは171gと比較的持ちやすいスマートフォンになっています。2020年7月31日にソフトバンクから販売される予定の「OPPO Reno3 5G」とほとんど同等のモデルになります。ソフトバンク版はおサイフケータイに対応しています。
製品名がややこしくて、ごめんなさい。
ここで一度整理します。
中国で発売されたReno 3シリーズの上位機種Reno3 Proにおサイフケータイ機能を追加し、
「OPPO Reno3 5G」としてソフトバンクから発表されました。
日本ではProを付けてないですが、実は中身がProです。#5Gスマホ— OPPO Japan (@OPPOJapan) March 5, 2020
デザイン
ディスプレイは、6.5インチのフルHD+解像度のディスプレイ。左上に小さなパンチホール型のインカメラがあります。比率は20:9の縦長で、エッジディスプレイを採用しているため横幅は72.4mmになっており、この画面サイズのスマートフォンとしては非常に細身。
厚さは7.7mm、重さは171gとなっており、画面同様非常にスリムなので、最近のスマートフォンでは一番最も持ちやすかったですね。Reno 10x Zoomの分厚さや野暮ったさは全くありません
左側面は音量ボタンで、右側面には電源ボタン。電源ボタンには緑のアクセントがあしらわれているのが非常におしゃれ。評価が非常に高いポイントとしては、上位モデルとしてFind X2が存在し、それよりも少し安い価格のモデルにも関わらず、ディスプレイとフレームの間にプラスチックの層がなく、つなぎ目がほとんど無い所はデザインに対する意欲が感じられます。
今回購入したのはPANTONEとコラボしたClassic Blueモデル。一見”Classic Blue”の文字などは保護用のフィルムのデザインかと思いますが、”Classic Blue”や”PANTONE”のロゴ自体もデザインの一部。文字のある部分がクリアで、それ以外の部分はツートンとなっておりおしゃれなデザインに。通常モデルにはこれらのロゴはありません。
カメラ数が増えるとデザインがいびつになりがちですが、Reno3 Proはキレイにクアッドカメラとフラッシュが一つにまとめられているので美しいです。
ケースや充電器、イヤホン、箱全てにおいてPANTONEモデル専用デザインとなっており、手抜きされている点がないのも評価が高いところ。
90Hzディスプレイは世界が変わる
ゲームもしないので高リフレッシュレートの恩恵は受けられないかなと思っていましたが、実際に触れてみるとあまりのヌルヌルさに感動しました。Androidスマホで微妙な引っかかりを感じていた部分がすべて解消された印象。
これまでiPad Proで120Hzリフレッシュレートのディスプレイは触ったことがあり、タブレットサイズの画面ではその効果を実感していました。ただiPhoneへと持ち替えても違和感を感じられず、スマホにはハイリフレッシュレートのディスプレイは不要だと思っていましたが、Reno3 Proを触るとブラウザやホーム画面のスクロールなどでも確実に差が実感でき、驚かされました。
指紋認証 & 顔認証 is Fast
認証系は画面内指紋認証と顔認証の2通り。最近はマスクをして出かけることがほとんどで、顔認証は使い物にならないことが多いので、指紋認証があるのは実用上のメリットがあります。指紋認証の精度はそこそこ良く、大体1回、ちょっと手汗があるときでも2回めの認証でロック解除可能。何回も認証にトライしてパスコードを入力せざるを得ない状況になることは使っていてなかったです。
カメラ
カメラの構成は4800万画素(OIS)+ 1300万画素(5倍ハイブリッドズーム)+ 800万画素(超広角) + 200万画素(白黒)。メインのカメラに光学手ブレ補正が搭載されているので、スマホを取り出してさっと撮影しても安定して撮影を行うことができるのが良いポイント。メイン、超広角、光学2倍、ハイブリッド5倍が常用できる範囲ですね。
カメラの全体的な感想としては、何も考えずにカメラを構えて撮影すれば大体見たとおりに綺麗に撮ることができるという印象。
OPPO Reno3 ProとiPhone XSと撮り比べてみた写真がこちら。撮影時の微妙な角度のズレ等もあると思いますが、Reno3 Proの方が見た時の色に近く写りが良いですね。
暗所に関しては、最近の状況下であまり外に出れなかったため作例は少なめですが、普段使う上では十分なレベルと言えるでしょう。真っ暗闇が明るくなったり、月が綺麗に撮れる程ではありませんが、夜景を綺麗に写したいという用途には十分答えられるレベル。
草木に雨露が乗っているところなどは、それほど労力をかけずともカメラを構えてオートで表現力豊かに撮影できました。
食事の作例はこちら。風景もそうでしたが、食事に関しても色が濃くなりすぎることはなく、かといって色合いは薄すぎず適度にメシウマ感を出してくれています。
パフォーマンス・バッテリー持ち
Snapdragon765G・RAM8GBで普段の動作に困ることは全く無いですね。筆者はたまにポケモンGOをするくらいで、ほとんどゲームをしないのですが、Reno3 ProのポケモンGOの起動は速く、90Hzのディスプレイと相まって圧倒的なヌルヌル感でマップを動かすことが可能になっており、性能の高さを感じました。
Color OS 7は6から、中華系スマホメーカーのカスタム感が減り、よりシンプルな方向に近づいた印象で、これまで敬遠しがちだったユーザーでもある程度馴染みやすくなっているのではないかと思います。
バッテリーは4,025mAhのものを搭載。一日持ち運んで帰ってきても余力がありますし、使い方によっては余裕で2日充電せず使うことも可能。本体がスリムなのでバッテリー持ちが気になるところではありますが、容量もしっかりあるので安心です。
総評:ちょうど良いを詰め込んだスマートフォン
OPPO Reno3 Pro 5Gに対する筆者の総評としては「ちょうど良いを詰め込んだスマートフォン」。ここ最近のハイエンドスマートフォンは、カメラやSoCの性能、値段も10万円を超えたりするなど、ちょっと毎年購入するには色々とハードルが高くなってきています。正直な所、ゲームはしないからSoCの性能はいらないけど、カメラの性能は良くて、デザインもオシャレで、最新機能(90Hz)ディスプレイを使いたい、あと値段も安めで!みたいな、ちょっと欲張りなミッドハイなスマートフォンを求める人にはもってこいなスマホで、ある意味ちょうど良いところを突いてくるスマートフォンだと感じました。
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