iPad OS 13.4以降でMagic Trackpad 2やMagic Mouse 2など、ポインティングデバイスに正式に対応しました。Magic Trackpad 2については豊富に情報が存在する一方、Magic Mouse 2に関してはあまり情報がなかったので、基本的な動作と、筆者が迷ったDockの呼び出しやアプリの切り替えについても操作をまとめてみました。
基本的な動作
- 右クリック・左クリック
- ドラッグによるテキスト選択
- 一本指のスワイプで上下左右にスクロール(ホーム画面も)
- 一本指のスワイプでウェブページの戻る・先へ
主な機能としては上記の通り。基本的なマウスの操作がそのまま使える様になりました。右クリックや左クリック、ドラックによるテキスト選択などはマウスの操作が変わらうに利用可能に。
また1本指によるスクロールにも対応したので、ウェブページを上下左右にスクロールしたり、ホーム画面などでもスクロールできるようになり、Smart KeyboardやMagic Keyboardを使用しているときに、いちいち画面に指を伸ばす必要がなくなりました。
Dockの呼び出しとアプリの切り替えとSplit View
Dockの呼び出しとAppスイッチャー(アプリの切り替え)に関しては、少しコツが必要です。アプリが起動している状態で、マウスのポインターを少し速めに移動させるとDockが表示されます。その状態のまま、クリックなども不要で真下にマウスを動かして行くとホーム画面に移動します。更にそのまま真下にマウスを動かすとAppスイッチャー(アプリの切り替え画面)が表示されます。ホーム画面でも同様に、カーソルを真下に持っていくとAppスイッチャーが表示されます。
通知センターは同様の動作で上にカーソルを移動させると表示。消すときは下にカーソルを移動させるだけ
Split Viewを使用したい場合は、上記の手順でDockを呼び出したあと、アプリをドラック&ドロップすればOK。一度呼び出したSplit Viewを再表示させるときは、カーソルを右へ動かすと再びポップアップしてきます。消すときも同じく右へカーソルを素早く移動させるだけ。
ちなみにゆっくり移動させるとDockは出てきません。おそらくアプリ内での操作とDockの呼び出しを弁別するために、ある程度のスピードで分けられているのだと思います。やり方さえわかってしまえば、すぐに使える様になるので、この違いはほとんど気にならないでしょう。
希望としてはmacOSでは可能な二本指のスクロールによるウィンドウ切り替えや、二本指でのダブルタップなどの操作への対応ですが、それは今後のアップデートに期待したいところですね。
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