Microsoftは5月6日、新しい「Surface Book 3」シリーズを発表しました。本記事ではSurface Book 3 15とMacBook Pro 16のスペックや価格の比較を行っていきます。
ちなみにSurface Book 3 13.5とMacBook Pro 13についてはこちら。
15インチ台:Surface Book 3とMacBook Pro 16のスペック
Surface Book 3 15 | MacBook Pro 16 | |
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ディスプレイ | 15インチ(3,240 x 2,160)IPS | 16インチ(2,560 x 1,600)IPS |
CPU | 第10世代Core i7-1065G7 | 第9世代Core i7/i9 |
GPU | GeForce GTX 1660 Ti(Max-Q)/Quadro RTX 3000 | AMD Radeon Pro 5300M~5500M |
RAM | 16/32GB | 16~64GB |
内部ストレージ | 256GB~1TB | 512GB~8TB |
重量 | 1,9kg(タブレット:817g) | 2.0kg |
端子 | USB Type-C, USB-A × 2, Surface Connect, SDカードスロット | USB Type-C × 4 |
価格(税抜) | 265,800円~ | 248,800円~ |
Surface Book 3の従来モデルからの性能アップ点としては、第10世代Core i5/i7、dGPU搭載モデルはNVIDIAのGeForce GTX 1660 Ti(Max-Q)またはQuadro RTX 3000搭載.
CPUに関してはMacBookは第9世代のCore i7またはi9ですが、TDP45Wととハイパフォーマンスなものになっているのに対し、SurfaceはTDP15WのノートPC向けのものを採用しています。
Core i7-1065G7(Surface) VS Core i7-9750H(Mac)
CPU | Core i7-1065G7(Surface) | Core i7-9750H(Mac) |
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コア数 | 4コア/8スレッド | 6コア/12スレッド |
TDP | 15W | 45W |
参考:Geekbench(Multi) | 4000~4600点前後 | 5390 |
参考程度ですが、CPUのスペックやGeekbench 5でのスコアを確認すると上記のような感じ。CPU性能に関してはMacの方が高く、更にCore i9まで選択できるため、この点を考えるならMacが良いかもしれません。
SurfaceとMacの価格比較
最安モデル:16インチ・Core i7・dGPUあり
モデル(Core i7) | RAM/GPU | 価格 |
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Surface Book 3 | 16GB/GTX1650 Max-Q | 265,800円 |
MacBook Pro 16 | 16GB/Radeon Pro 5300M | 248,800円 |
Surface Book 3の15インチとMacBook Pro 16に関しては、両者共に高額ではありますが、価格差はそれほど大きくなく、自身の環境や使用用途に合わせて選びやすくなっています。ただ注意が必要な点としてはCPU性能に関しては上記の通りMacの方が良さそうです。
NVIDIA製のGPUを選択できるので機械学習やソフトによってはSurfaceに利点があり、CPUも第10世代のCore i7を搭載していて決して遅いわけではないので、13.5インチモデルだけでなく15インチモデルでもSurface Book 3は魅力的。
CPU性能は使い勝手でカバー
13.5インチのときは、MacBook ProにdGPU搭載モデルがなかったため非常に悩みどころでしたが、15インチモデルに関しては、MacBook ProにもdGPU搭載モデルがある他、CPU性能も高いため迷うポイントは少なそうです。
ただし、Surface Bookシリーズは端子の豊富さや、タブレットやペンを使ってペンタブとしての利用と用途は幅広くなっているのは重要なポイント。また機械学習系に関してもNVIDIAのGPUであるのが求められることもあり、そうした人たちにとっても、オシャレでなおかつハイスペックなノートPCの登場というのはかなり魅力的かもしれません。
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