これまではタブレット用の回線として、スマートフォンの回線に紐付ける形でドコモと契約していたのですが、ドコモを解約し楽天モバイルに変更してみました。iPad mini 5に楽天モバイルのSIMカードを挿して使ってみて、満足な点と不満点を紹介します。
以前紹介した記事ではスマートフォンで楽天回線を使ってみた上でタブレットで利用する想定でしたが、今回は1週間しっかりiPad mini 5で利用してみた上での使い勝手を紹介します。
普段の使用用途
- 自宅:楽天モバイルエリア内
- 移動先や移動中:3割楽天モバイルエリア、7割パートナー
普段の生活圏内としては、割とほとんどの部分がエリア内。自宅は完全にエリア内で、外出先が微妙な所。移動中がエリア内で、移動先がエリア外で、大体滞在時間としては3:7くらい。一応移動先にはWi-Fi回線があるので、それも併用しています。
iPad mini 5はSIMカードを挿入してAPNを設定すれば問題なく繋がります。途切れたりなどの問題はありませんでした。
楽天モバイルの満足点・不満点
◯:回線スピード・エリア
回線スピードとエリアに関しては満足。回線速度に関しては、昼間や夕方でも回線速度が著しく遅くなって困るという様な問題もありません。たまにスピードテストをすると、爆速ではないものの、SNSやブラウジング、動画を見たりするには快適。いわゆるMVNOよりは安定してスピードが速く、MNOである利点が出ています。
パートナーエリアのおかげもあって、圏外状態をみたことはなく、ほとんどの場所でアンテナが立っています。
×:専用アプリがない
不満点は、楽天自社回線エリア内なのかエリア外なのか判別する方法がない点。厳密にはないわけではないのですが、Androidの様にアプリが提供されているわけではありません。判別するには自分でエリアマップを見て確認しなければならない点は不便です。データ通信量についてはiPadの設定でも確認できますし、楽天モバイルのサイトを開けば確認できるのでそれほど困ってはいません。
あくまで筆者の場合にはなりますが、9.72GB使ってパートナーエリアが0.9GBくらいなので、普段の生活圏内が楽天モバイルの自社回線内であれば、そこまで気にして使う必要もないかもしれません。実際あまり気にせず済んでいます。
iPadにもField Testモードを開く方法はあるようで、上のリンクから調べることはできるようです。
総評:大体満足、ただし都市部限定かも
約1週間、外出時に持ち出したり、家でもWi-Fiに繋がず使ったりしましたが、トータルでは満足しています。スマートフォンのメイン回線としては、Webシステムの安定性などの諸問題から使う気がおきませんが、タブレットの回線であれば、データメインで通話は不要ですし、データで不安定になったとしてもスマホほど重要性が高くないので割り切れます。現時点では繋がらないなどの問題はなく快適です。
料金としても、これまではドコモでスマホと20GBを分け合うのに3,000円程度かかっていたのに対し、無料で無制限なのは強み。無料期間の1年が過ぎ有料で3,000円程度支払うことになったとしても、データ通信が無制限であることを考えるとお得。エリアが広がれば更に実用的になります。
ただ、あくまで楽天モバイルの自社回線が整備されているエリアがメインの生活圏なら、という但し書きがついてくるのも事実。関東や名古屋、大阪、京都などの都市部に住んでいる人であれば、自社回線で使える部分も広いのですが、地方都市はまだまだ。自社回線外になると無料で5GBしか使えない回線なので旨味はあまりありません。
楽天モバイルを実用的に使っていける人は自社回線エリアが自宅であったり、通勤通学先である必要がありそうです。
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