HUAWEIは2月23日、新たなフォルダブルスマートフォン「HUAWEI Mate X2」を発表しました。これまでのモデルから方式を変更し、内折り型で外側にもディスプレイを搭載するデュアルディスプレイ構成となっています。価格は約30万円となっています。
HUAWEI Mate X2のスペック
OS | EMUI 11 (Android 10) |
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CPU | Kirin 9000 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256/512GB |
ディスプレイ(内) | 8インチ, OLED, 2480 x 2200 |
ディスプレイ(外) | 6.4インチ, OLED, 2,700×1,160 |
アウトカメラ | 5,000万(広角, OIS) + 1,600万(超広角)+ 1,200万(3倍光学ズーム, OIS) + 800万画素(10倍光学ズーム, OIS) |
インカメラ | 1,600万画素 |
バッテリー容量 | 4,500mAh |
サイズ(開) | 161.8 x 125.8 x 4.4~8.2 mm |
サイズ(閉) | 161.8 x 74.6 x 13.6~14.7 mm |
重さ | 295g |
カラー | Crystal Blue,Crystal Pink,White,Black |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Bluetooth 5.2, Support BLE、SBC、AAC、LDAC |
GPS | GPS (L1 + L5 Dual band) / AGPS / GLONASS/ BeiDou (B1I + B1C + B2a + B2b Quad-band) / GALILEO (E1 + E5a + E5b Tri-band) / QZSS (L1 + L5 Dual band) / NavIC |
5G対応Band | n1/n3/n28(TX: 703MHz-733MHz, RX: 758MHz-788MHz)/ n38/n40/n41/n77/n78/n79/n80/n84 |
4G対応Band | LTE FDD Band 1/2/3/4/5/6/7/8/9/12/17/18/19/20/26 TDD: Bands 34/38/39/40/41 |
その他 | 側面指紋認証 |
Mate X2は、Mate 40シリーズにも使われているKirin9000を搭載したハイエンドスマートフォン。 5GやWi-Fiではaxにも対応するなど、スペックシートを見てもほとんど穴が見つかりません。
センサーサイズは1/1.28インチ。クアッドカメラ
メインの5,000万画素のカメラは、1/1.28インチのRYYBセンサーを搭載。これはMate 40やP40シリーズに搭載されているものと同等で、最上位級。
カメラ全体としてはクアッド構成になっており、光学3倍とスーパーズームの10倍を搭載する贅沢っぷり。この辺りの仕様はMate 40 Pro+と似ています。
開いて8インチ・閉じて6.45インチ
HUAWEI Mate X2は、開いた状態だと8インチサイズに。iPad miniが7.9インチサイズであることを考えると、MateX2はかなり大きなディスプレイを搭載していることがわかります。
閉じた状態では、6.45インチのディスプレイに。Galaxy Z Fold2の6.2インチよりも大きいとがアピールされていました。
大きくても、非対称で持ちやすさ重視
開いた状態では、8インチとかなり大きくなりますが、2つの面を左右対象にすることによって持ちやすくなっています。スペックシート上でも、厚さの表記が変則的なのはこれが理由。こうした配慮は、非常に魅力的に感じます。
マルチウィンドウも使いやすく
マルチウィンドウでは2画面、3画面に限らず、大画面を生かせる様に複数ウィンドウの立ち上げにも対応。またウィンドウ間でのファイルのドラッグ&ドロップにも対応しています。
フォルダブルなのに豊富なカラバリ
フォルダブルスマートフォンなのにも関わらず、カラーバリエーションが豊富。クリスタルブルー、クリスタルピンク、ホワイト、ブラックの4色展開。P40やMate 40シリーズとは少し違うカラーになっています。
本体価格とアクセサリーの価格(中国)
256GBモデルが17999元(約29万3,000円)、512GBモデルが18999元(約30万7,500円)となっています。価格約30万円と、Mate 40 Proなどよりも遥かに高い高級スマートフォンになっています。
同時に専用スタンド付きカバーやカーホルダーなども販売。スタンド付きカバーは299元(約4,900円)となっており、アクセサリーは常識的な価格になっています。
旧モデルMate X/Xs用のカバーも
この発表会で驚いた点としては、前モデルとなる「HUAWEI Mate X/Xs」用のカバーが発表された点。Mate XやXsは内折りではなく外折り仕様。閉じて机に置いた時、ディスプレイの半面が接触してしまう問題がありました。今回Mate X2の発表会ではそれを解決するためのカバーが発表されています。
発表会中には、Mate Xsの実機とカバー実物も見せており、かなり力を入れていることが伺えます。
欲しい!使ってみたいけど…
HUAWEI Mate X2は、これまでのMate Xシリーズから大きく方針転換し、2枚のディスプレイを搭載するスタイルになりました。カラーバリエーションや対抗製品を出して比較するスタイルは健在で、かなり自信を持って発表していることが伺えます。
Google Playストアが使えないという問題もありますが、持ちやすさと美しさを追求したデザイン、ハイスペックさを兼ね備えたHUAWEI Mate X2は非常に魅力的です。入手性と予算の問題がなければすぐにでも欲しいガジェットです。
HUAWEI Mate X2の動画
Huawei公式の動画
HUAWEI Mate X2の紹介動画。
発表会の動画はこちら。
YouTuberによる実機動画
Source:Huawei
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