Surface Go2やGo3には、RAM4GBモデルと8GBモデルが存在します。しばしば、「4GBモデルはやめておけ」と言われるのですが、本当にそうなのか実際に使って試してみました。
Surface Go2のRAM4GB/ストレージ64GBモデルを入手したので、動作面の感想をまとめてみました。Surface Go3は筐体が同じで、基本性能が向上しているので、ある程度参考になるのではないかと思います。
Surface Go2のスペック
OS | Windows 10 Home |
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ディスプレイ | 10.5インチ、解像度:1,920×1,080 |
CPU | Pentium Gold 4425Y/Core m3-8100Y |
RAM | 4/8GB |
ストレージ | 64GB eMMC/128GB SSD |
アウトカメラ | 800万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
バッテリー容量 | 通常使用で10時間 |
サイズ | 245 x 175 x 8.3 mm |
重量 | 544g |
カラー | プラチナ |
その他 | Windows Hello 顔認証 |
販売されているCPUとRAMの構成は、Pentium Gold 4425Y/RAM4GB/64GBとPentium Gold 4425Y/RAM8GB/128GB、Core m3-8100Y/RAM8GB/128GB
RAM4GBモデルは、単にRAMが少ないだけではなく、ストレージが遅いことも問題視されます。eMMCはSSDと比べると遅いため、大容量のファイルを取り扱うのであれば避けたいところです。
パフォーマンス:RAM4GBでもそこそこ動く
実際に使った使用感は、「そこそこ実用的」です、Microsoft Edgeで数個タブを開いてブラウジングをしたり、WordPressでブログ執筆、Wordで文書作成なら全く問題ありません。ライトな画像編集を行うのも問題ありません。4GBモデルの場合、当初はそうした作業も満足にできないレベルかと思いましたが、全然そんなことはありませんでした。
もちろん、ハイスペックマシンのような「快適さ」はありません。しかし、「全く使えないか?」と言われたら、それは間違いです。「RAM4GBモデルは絶対ダメ!」なんてことは無く、用途によっては、全然おすすめできます。
ボトルネックはCPU性能
意外と引っかかる不満ポイントは、RAMよりもCPUの方かもしれません。
Surface Go2を使っていると、CPUの性能が足を引っ張っていると感じる場面があります。アプリケーションの起動は、ストレスを感じる程ではありませんが、ゆっくりに感じます。また、Windowsの初期化の際は、40分程度掛かり、Updateもゆっくり目です。
RAM4GB or 8GBどちらにするべきか?
4GBモデル
Surfac Goシリーズを購入するのであれば、基本は4GBモデルで良いんじゃないかと思います。Surface Go自体が、ヘビなー作業をするPCではなく、ライトユース向け。それなら、わざわざ高いモデルを買わず、性能を抑えて価格も抑えて良いと思います。
筆者の様に、普段はMacBook AirやSurface Laptopなど、快適に使えるノートパソコンを使っていて、そのサブPC的な感じで”安さ”を重視でRAM4GBモデルを購入するのはおすすめです。休みの日に、軽作業や急な対応に使い、それ以外のシーンではタブレットとして、メインのノートPCとの棲み分けもできます。
また、子供向けのパソコン入門として、購入するのもアリです。タブレットとして利用でき、キーボード部分は取り外し可能なので、水に濡らして壊しても取り替えることができます。
8GBモデル
8GBモデルを買うのであれば、使用頻度の高さと、コストが許容できるかどうかが重要です。サブでは無く、軽量なメインマシンとしてSurface Goを考えるのであれば8GBモデルや上位モデルを買う価値が出てきます。長時間使うのであれば、上位モデル分のコストを掛ける価値があると言えます。
ただ、ガッツリ作業をするであろう大学生や社会人が、メインパソコンとして8GBモデルを選ぶくらいなら、上位モデルのSurface ProかLaptopをおすすめしたいところです。
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