最もワクワクし、デザインや思想も最高だったガジェットですが、2021年のワースバイは「Surface Duo」でした。
「ワーストバイガジェット Advent Calendar 2021」21日目の記事です。昨日はかのあゆさん(@Kanon_Ayu)で、「今年買って微妙だった端末たち ー ワーストバイガジェット Advent Carender 2021」でした。
Surface Duoのアイデア・外観は完璧
Surface Duoのアイデアやその筐体の質感は、完璧でした。その点に関していえば、今年買ったスマートフォンの中で一番と言っても過言では無いほど。筐体は、非常に薄くガラスで覆われており、触り心地は最高。本体サイズもちょうど手に収まるぐらいのサイズ感です。
また、あえて、デュアルディスプレイで大画面を実現したというのも魅力でした。フォルダブルなディスプレイには、耐久性面でまだ不安感があります。しかし、Surface Duoは画面を折り曲げ無いという点で安心感がありました。
悪かったところ
ソフトウェアの成熟度は高くない
ソフトウェアの成熟度が、一番の不満点でした。ホーム画面の操作だったり、アプリの分割操作だったり、カメラアプリだったりの操作がピーキーだったのがポイント。
動作スピードの問題というよりは、操作性の問題。Snapdragon 855と少し古いSoCですが、同時期に利用したGalaxy Foldに対しては全く不満がなかったので、ソフトウェアの完成度の問題です。
画面真ん中にラインがある
Surface Duoを縦に開いても横に開いても、視線の一番集まる真ん中にラインがあったのも、あまり好きではなかったところ。2つのディスプレイを組み合わせている都合上、画面の真ん中に、ヒンジ部分のラインが入ってきます。
一枚の大きなタブレットとして利用した場合、ちょうど一番良い位置が見切れてしまいます。コンテンツを大きな画面で楽しむことが多い筆者にとっては、合わない点でした。せっかくのデュアルディスプレイで、1ディスプレイのフォルダブルスマホより安心感あるものの、全画面として利用しにくいのは、安心感と利便性のトレードオフなポイントですね。
もしかしたら、全画面で文書ファイルやWebページを見る際に感じている不満は、視線の持って行き方で解消される部分かもしれません。
重要:入手時の価格が高かった
入手時の価格が12, 3万円とかなり高額だったのもマイナスポイント。安価でこの程度の不満点なら納得できますが、高い金額を払ってこのソフトウェアの質を許容することはできませんでした。つまるところ、Surface Duoがワーストバイになった理由はここにあります。価格と不満点のバランスが悪かったのがダメな点でした。
しかし、デザインやアイデアは筆者のドンピシャで、今年買ったガジェットの中でも1番レベルに好きな製品です。ソフトウェアの問題点も、目をつぶることはできなくもないレベルではあります。今は最安モデルなら5万円程度で入手可能になっています。このくらいの値段で入手できていたら、Surface Duoはベストバイになっていたかもしれない、そんな製品です。
Surface Duo / Surface Duo 2が再び欲しくなっています
そんな感じなので、来年日本でも発売すると言われている「Surface Duo 2」を購入したいと思っています。新しいソフトウェアやカメラ・SoC性能の向上、画面サイズの変更、5G対応など、魅力的に感じる部分が多く存在します。
実際に使ってみないとわかりませんが、デバイスの方向性はとても好きなので、モノによってはかなり化けるのではないかなと思っています。
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