※記事中に含まれるリンクからアフィリエイト報酬を得ることがあります。
※記事中に含まれるリンクからアフィリエイト報酬を得ることがあります。

【レビュー】単体では完成形なフォルダブル「Galaxy Z Fold2 5G SCG05」:スマホと2台持ちでは欠点も

Galaxy Z Fold Androidスマートフォン

「Galaxy Z Fold2 5G」をiPhone 13 Pro Maxと併用する形で、しばらく利用してみました。もしフォルダブルスマートフォンを、普通のスマホと一緒に2台持ちしたときに気になる部分をまとめてみました。コンパクトなタブレット的に使ってみた的なイメージです。

スポンサーリンク

持ち運びスタイルと使用用途

Galaxy Z Fold
基本的には、ポケットにiPhone 13 Pro Max、コートのポケットにGalaxy Z Fold2を入れて持ち運んでいます。長距離を移動したり、歩いている時間が長かったりするときは、Z Foldをリュックのポケットの中へ仕舞っています。

iPhone 13 Pro Maxは、サッと取り出してすぐしまうような場面で使っています。例えば、移動中に急ぎの通知への返信や乗り換えの短い電車内で使用することが多め。

Galaxy Z Fold2は、ある程度時間的な余裕がある場面で使用しています。例えば、電車内でも5分以上乗っていることがわかるときや、休憩でカフェに立ち寄った場合などに使います。

ポケットタブレット

Galaxy Z Fold2 iPad mini 6

Galaxy Z Fold2とiPad mini 6


やっぱり、かばんを持たずに7.6インチの大画面を持ち歩けるのは、Z Foldの良いところです。息抜きに散歩をしていてカフェに入ったときに、Z Foldさえあれば、気軽に読書やニュースのインプットを楽しめます。タブレットの場合、小さくてもカバンが必須だったのが、不要になるのは大きい点ですね。

特に、この正方形に近いアスペクト比の画面を持ち歩けるという所が重要です。普通のスマホだと、初手に起動するアプリがついついTwitterになりがち。Z Foldは、インプットに適した・したくなるデザインなのでKindleやGoogleニュース、Feedlyなどを主に使う様になります。

傍から見ても、スマホ弄ってる人ではなく、”タブレット”持っている人に見えます。

Galaxy Z Fold2単体にの完成度は非常に高い

Galaxy Z Fold
Galaxy Z Fold2単体の完成度は、高いといえます。動作もSnapdragon 865搭載(少し前のSoCですが)で速く、ディスプレイの美しさ、指紋認証速度、どれも良いです。強いて挙げるとすれば、折りたたんだときの分厚さと重量感、そしてコストですが、これ一台でこなすなら許容範囲内でしょう。メリットでデメリット分は十分カバーできていると思います。

「スマホとタブレットをやめて、これ一台にするんだ!」といった場合には、かなりおすすめできるスマホです。

特に後継モデルのGalaxy Z Fold3は、おサイフケータイに防水、Sペンまで付いてしまい、無い機能が無い状態になりました。

ただし、他のスマホとセットで使う場合には、以下の点が気になってくるかもしれません。特に、5万円を超えてくるようなハイエンドスマホを使う場合に気になるはずです。

サブディスプレイの使い道がない

Galaxy Z Fold
Galaxy Z Foldを”メインスマホ”として使うなら、サブディスプレイは必須。コンビニでのQR決済の時やちょっとした通知の確認や返信など、活用の機会は沢山存在します。

Galaxy Z Fold
しかし、スマホとセットで利用していると、サブディスプレイの使い道が本当にありません。購入してからしばらく時間が立ちましたが、ちょっと背面カメラで写真撮影したい時くらいにしか使っていません。何ならiPhoneがあるので、背面カメラ自体”カメラテストしよう”という意図がなければ使いません。

持ち運び・取り扱いに気を使う

Galaxy Z Fold
高額なフォルダブルスマホの持ち運びや取り扱いは、かなり気を使います。コートのポケットに入れているときにも、机の角や柱にぶつからないようにしたり、転倒したりしないよう、常に注意しています。特にコートを脱ぐタイミングなどでは、流れでサブディスプレイ部分をぶつけてしまわないかヒヤヒヤ。更に、開いたり閉じたりするときも、常に「バキッ」と行かないか気にしています。

壊してしまうと、修理手段があまり無いか、あってもかなり高額になることは確実です。なかなか気兼ねなく使うことはできません。

これは、補償サービスに入ると消える問題点なのも事実。例えば、ドコモは、回線契約を伴わない購入でもケータイ補償サービスに加入したり、解約後も継続することは可能 (auは不可)。理想はApple Care+的な形で補償サービスが展開されることですが、気兼ねなく使うにはこれしか手がありません。(Z Fold3やFlip 3なら)

ドコモの「ケータイ補償サービス」、回線解約後も利用可能に
NTTドコモは、端末故障などに備えられる「ケータイ補償サービス」の内容を一部、9月28日付けで改定し...

オーバースペック・コスト

Galaxy Z Fold
メインにスマホを持っているとオーバースペック・コストだと感じる部分がしばしばあります。カメラはアウトカメラが3つ、インカメラもメインとサブディスプレイに一つずつあります。また、サブディスプレイはほとんど使っていません。

単体で完成度を高めるための機能が、複数台利用のときに、過剰に感じます。

サブ的に使うならコストとの兼ね合い

Galaxy Z Fold
結局は、メインのスマホのサブ的に使うのであれば、使わない機能をコスト的に許容できるかが、重要になってきそうです。スマホが好きだったり、実用面でコストを上回る価値があるなら、サブとして導入する意義はあります。

フォルダブルスマホは便利で良いものです。既にいろいろな人がレビューしていますが、Galaxy Z Foldの良さは広く知られていると思います。しかし、サブやコンパクトタブレット的に使うのであれば、カメラやサブディスプレイなどの過剰な部分を削った安価なモデルが出てくると良いなと思っています。

コメント