OPPO Find Nを購入したので、レビューしていきます。デザインや質感、使い勝手などはフォルダブルスマートフォン随一といっても良い出来栄えです。
OPPO Find Nのスペック
OS | Android 11/Color0S 12 |
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CPU | Snapdragon 888 |
RAM | 8/12GB |
ROM(内部ストレージ) | 32GB |
メインディスプレイ | 7.1インチ (1792 × 1920) 120Hz AMOLED |
サブディスプレイ | 5.5インチ、解像度:1,920×1,080 |
アウトカメラ | 5,000 (メイン, OIS) + 1,600(超広角) + 1,300万画素 (望遠, 2倍) |
インカメラ(メイン) | 3,200万画素 |
インカメラ(サブ) | 3,200万画素 |
バッテリー容量 | 4,500mAh |
サイズ・重量 | 132.6 x 73.0 x 15.9 mm、275g |
カラー | ブラック、ホワイト、 |
Bluetooth | ブラック、ホワイト、 |
4G LTE | FDD: 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28A/66 TD-LTE bands 34/38/39/40/41 |
5G NR | n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28A/n38/n41/n66/n77/n78 |
その他 | 指紋認証、USB Type-C |
所有欲を満たす美しいデザイン
OPPO Find Nを購入した大きな理由は、この美しいデザインです。背面のホワイトは艷やかで美しく、アルミニウムフレームもずっと手に持っていたくなるような感触で高級感があります。
フレームは丸みを帯びており、開いて持っても閉じて手に持っても、フィット感は抜群。何もないときでも、手に取りたくなってしまうデザインです。
折り目の見えないメインディスプレイ
折り目の目立たない7.1インチディスプレイは、非常に綺麗です。また、リフレッシュレートも120Hzなので、スクロールも非常になめらか。
アスペクト比は、8.4 : 9と正方形に近め。PDFの資料を閲覧やPC版のウェブページを見る際には、文字が大きしても全体を俯瞰することがができます。ただ、Twitterなどはアプリの最適がまだまだなこともあり、間延びして見えてしまいます。
このアスペクト比が合うかどうか、アプリの最適化と普段見るコンテンツに依存するといえます。
持ちやすく使いやすいサブディスプレイ
フォルダブルスマホの中でもトップクラスに、サブディスプレイが使いやすくなっています。5.4インチと手に持ちやすいサイズ感で、アスペクト比も16:9に近いのが大きな要因。細長いと全く使う気が起きなかったサブディスプレイも、正常なサイズだと使いたくなります。厚みはスマホ2台分あるものの、コンパクトさでそれを補っています。
サブディスプレイのリフレッシュレートは60Hz。メインが120Hzなので違いは感じます。ただ、SoCが高速で動作が早いので、そこまで気になりませんでした。
275gはちょっと重い
ただし、275gという重さは、片手で長時間操作するには重さを感じます。また、厚みもあるにはあるので、移動中に手でホールドし続けるのはやめておいた方が良いかもしれません。
また、特殊な事例かもしれませんが、スマホを2台持ちしている人が、ポケットに両方入れて持ち運ぶのは大変です。
画面分割機能がとても便利
画面分割は、Androidスマートフォンで一番便利な実装がされていると思います。画面の中央上部から二本指でスワイプすると画面分割機能を呼び出すことができます。現在のの画面表示を汚さずに、さっと他のアプリを使えるというのは便利。
個人的には、この画面分割機能が衝撃的でした。画面分割機能自体は色々な製品に搭載されていますが、ジェスチャーでさっと呼び出せて、分割したあとの表示も見やすいというのは、アピールポイントです。
アプリによって表示サイズ変更可能
アプリによって、全画面表示・4:3・16:9のいずれかに切り替えることができます。Androidアプリがタブレット向けに最適化されていないので、アプリによっては全画面表示にすると表示が崩れることがあります。特にInstagramのストーリーなどは、一部が切り取られてしまい、表示外にある投票やリンクなどにアクセスできなくなってしまうことがありました。そういった問題を回避できるので、この設定はありがたいですね。
Kindleも見開き表示OK
一部のサイトにおいて、OPPO Find Nは、Kindleは見開き表示できないという誤報が書かれていますが、そんなことはありません。「設定」→「ディスプレイと明るさ」→「画面表示」→「アプリごとのフロントカメラ表示設定」まで進み、Kindleアプリで「フロントカメラを非表示にする(フルスクリーン)」を選択すれば、見開き表示可能です。
他のアプリは自動適応で問題ないのですが、Kindleアプリだけ手動で変更する必要があるので、Kindleアプリの対応の仕方が他と異なると言えるでしょう(詳しくは、AndroPlusさんで詳説されています)。
カメラ性能
試しに何枚か撮影して見ましたが、クリアな感じの写真が撮影でき、色が濃すぎることもなく好印象です。
夜景なども良い感じに撮影できます。スマートフォンのカメラにこだわりのある人にとっては、望遠2倍が引っかかる部分かもしれません。ただ、ほとんどの人にとっては、どんなシーンでもそこそこキレイに撮影できるいいカメラだと思います。
バッテリー持ちは良い
タスクキルが優秀なカスタムAndroid OSなので、バッテリー持ちは優秀です。割と本格的に使っても1日は余裕です。使わない日が多ければ、充電不要で3日位利用できます。
最新バージョンでも4G/5G通信可能
最新バージョンのPEUM00_11_A.16でも、楽天モバイルのSIMで、4G/5Gのデータ通信ができることを確認しています。ただし、VoLTEは使えないので、通話は不可です。
筆者のOPPO Find Nの使い方は、サブとして持ち運ぶタブレット的な役割だったので、全く困ることはありませんでした。
バイブレーションの感触が気持ちいい
OPPO Find Nのバイブレーションは、高級感があり上質です。ノイズを立てることなく、静かに手に穏やかに振動を伝えてくれます。バイブレーションを全部OFFにして使うことが多いのですが、OPPO Find Nでは、画面ロックなど随所でONにして使っています。
総評:痒い所に手が届く、完成されたフォルダブル
OPPO Find Nは、デザインのとアニメーションを含めたソフトウェアの完成度が高く、所有欲を満たしてくれるスマートフォンです。特にAndroidアプリのタブレットへの最適化がまだまだな中、OS側の設定変更で快適に使えるようになっているのは感動でした。
専用スタイラスペンや防水など付加価値的な機能はありませんが、ハードウェアとソフトウェアの圧倒的なクオリティの高さで満足させにかかってくるスマートフォンです。
メインディスプレイの画面サイズとアスペクト比がちょっと人を選ぶかもしれませんが、そこが気にならなければ最高のスマートフォンだと思います。
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