先日、夜行バスで長距離を移動する機会があったので、「BOSE QuietComfort 35 Ⅱ (QC35Ⅱ)」を利用してきました。
サウンドクオリティやノイズキャンセリング性能は、「BOSE QuietComfort 35Ⅱ」で満足でしたが、装着感を考慮するのであれば「BOSE Noise Cancelling Headphones 700 (NC700)」にすべきでした。
基本的な性能はQC35Ⅱで十分
夜行バスで長時間利用する上で、基本的な性能に関しては、QC35Ⅱでも十分高品質に感じました。QC35Ⅱのノイズキャンセリングは、バス内の人が動くことで生じる雑音やロードノイズをシャットアウトしてくれます。もちろん、大きなノイズはあるので、一部はイヤホンを超えて聞こえますが、かなり軽減してくれます。音楽再生なしでも睡眠するには十分な静かさを確保可能でした(再生すればほぼ気にならない)。
ただし、NC700の方が音質もそうですが、ノイズキャンセリングの性能や設定の細かさ、USB Type-C対応など、使い勝手は圧倒的に上です。ただ、ここはNC700にしなくて後悔しなかった点ではありません。
長時間付けたときの蒸れと側圧
ただ、QC35Ⅱでの不満点は、長時間装着したときの装着感です。特に気になったのは蒸れでした。QC35Ⅱも旧モデルとはいえクオリティが高いので、ヘッドホン全体としては快適な方。しかし、途中で暖房と蒸れで暑くなり、外して涼しくなりたいタイミングがありました。
この点に関しては、ヘッドホンの装着感が軽く締めつけ感の弱いNC700にすべきだったと考えています。QC35Ⅱも、他の製品と比べて軽い装着感とはいえ、睡眠するという繊細さを要求される場面ではより重要です。このあたりは、短い試聴では気づきにくい点です。
普段のちょっとした新幹線や飛行機、バスでの移動ならBOSE QuietComfort 35 Ⅱで良かったと思います。長時間の飛行機やバスの移動で、睡眠するならBOSE Noise Cancelling Headphones 700にしておくべきです。
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