発売から1年くらい経過しましたが、「vivo X Fold」を最近入手したので、軽く使用感をレビューとしてメモして記録しておきます。
閉じるとiPhone 13 Pro Max、開くとiPad mini 6くらいの画面サイズで、スマホとミニタブレットとして両方完璧なサイズ感のフォルダブルスマホでした。
vivo X Foldのスペック
| OS | OriginOS Ocean / Android 12.0 |
|---|---|
| CPU | Snapdragon 8 Gen 1 |
| RAM | LPDDR5 12GB |
| ストレージ | 256/512GB |
| メインディスプレイ | 8.03インチ(2,160 × 1,916), AMOLED / 1-120Hz Adaptive |
| サブディスプレイ | 6.53インチ(2,520 × 1,080), AMOLED / 120/60Hz |
| アウトカメラ | 5,000万画素(OIS, f/1.75)4,800万画素(超広角 ,f/2.2)1,200画素(f/1.98)800万画素(5倍光学, 60倍ズーム OIS) |
| インカメラ | 1,600万画素 |
| バッテリー容量 | 4,600mAh |
| サイズ(開く) | 162.01 x 144.87 x 6.28~7.40mm |
| サイズ(閉じる) | 162.01 x 74.47 x 14.57~14.91mm |
| 重量 | 311g |
| カラー | 晴山蓝(ブルー系), 梧桐灰(ブラック系) |
| Wi-Fi | Wi-Fi6, MU-MIMO |
| ネットワーク | 5G/4G/3G/2G |
| SIM | nanoSIM × 2 |
| Bluetooth | Bluetooth5.2 |
| USB | USB Type-C(USB3.2 Gen1) |
| その他 | 画面内指紋認証(イン, サブ) |
外観:高級感のあるvivo X Fold

今回入手したのは、晴山蓝(水色系)のカラーのモデル。

背面はレザー調で手触りは良くなっています。ただ、長期的に使った場合に、綺麗にエイジングされるのか劣化するのか不安です。

メインのディスプレイが搭載されている側には、インカメラが用意されています。

ベゼルは細く、段差も少なめで目立ちにくくなっています。

外側のディスプレイにもインカメラが搭載されています。

下部にはUSB Type-CとSIMスロット

右側面に電源ボタンと音量ボタン

左側にはサイレントスイッチも搭載されており、ミュートすると赤のアクセントが出てきます。これが結構好き。
ディスプレイ:閉じればiPhone・開けばiPad mini

vivo X Foldの魅力は、メインもサブディスプレイも大画面なところ。閉じたときは6.53インチ、サブは8.03インチ。

比較対象としてiPhone 13 Pro Max(6.73インチ)を置いています。閉じた状態でも普通に使うことができるくらいの画面サイズ・アスペクト比であることがわかります。

さらに、iPad mini 6(8.3インチ)とvivo X Foldを並べるとこんな感じ。アスペクト比が異なるので見え方はことなりますが、大きさははほぼ同じにみえます。

縦画面で表示

横画面で表示
実際にiPhoneとiPad miniだとコンテンツの見え方は全然異なり、それをvivo X Fold1台で実現しているのは驚きです。縦画面だとiPad miniよりも小さくなります。横画面にするとiPad miniに近いサイズで表示できます。
厚さはOK、片手操作には少し重い

vivo X Foldは、開くと6.28mm程度、閉じると14.5mm程度の厚さです。iPhone 13 Pro Maxは厚さ7.65mmなので、開くとそれよりも薄くなります。

閉じた状態でもiPhoneの倍くらいの厚さですが、そこまで持ちにくくはありません。それほど変わらない操作感です。ただし、vivo X Foldの重量は311gなので、閉じた状態で長時間操作は厳しめ。最新のvivo X Fold2は279gなので、このあたりを重視するなら、最新モデルがおすすめです。
大きい故にやっぱり扱いは慎重

本体サイズが大きく、やはりフォルダブルであることもあり、取り扱いは慎重です。サブディスプレイには保護フィルムを貼ったり、ポケットに入れた際も机の角などにぶつけたりしないよう気を使います。
画面内指紋認証は高速・便利

vivo X Foldには、超音波式の画面内指紋認証がメインにもサブディスプレイにも搭載されています。どちらか片方だけで登録すれば、両方の画面で利用できます。指紋認証は高速かつ安定しており、少々手汗があってもすぐに認証してくれます。
ソフトウェア周り:タスクバーもある

Android 13ベースのorigin OS 3では、Android 12Lで追加されたタスクバーが利用できます。簡単にスワイプで、画面分割できて便利です。
ゴリゴリにカスタマイズされたOSは、デザインもよくかなり好み。その一方で、設定項目も多く探しにくい部分もあるので、慣れも必要に感じました。
vivoのカメラを初体験

前々からvivoのスマホのカメラが高評価なのは知っており、今回vivo X Foldで初体験することになりました。まだそんなに持ち出せていないので、お見せできる作例は少ないですが、参考程度に感想を。

食事だと背景は綺麗にボケ、また色味も強調されすぎることなくナチュラルな感じ。解像感もよくすごく自分好みの色合いです。iPhone 13 Pro Maxと撮り比べても、スマホっぽいというよりミラーレスカメラっぽい写りに。1インチセンサーを搭載しているvivo X90 Proが気になるクオリティでした。
総評:完成度が高いvivo X Fold

数日間触ってみましたが、vivo X Foldは筐体の完成度やデザインがよく、非常に所有欲を満たしてくれるフォルダブルスマホでした。メインもサブディスプレイも大きく、Snapragon 8 Gen 1搭載で性能的にも、スマホとしてもミニタブレットとしても不満なく活用することができます。弱点は、300g超えの重量と防水やスタイラスに非対応な点でしょうか。vivo X Fold2では、重量は40g程度軽量化されています。
後継機種となるvivo X Fold2が登場したことで、少しずつ入手しやすい価格になってきています。それでも15万円前後するスマホのため、気軽に使えるわけではありませんが、ハイクオリティなフォルダブルを入手するなら狙ってみるのはアリです。




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