今まで、電子ペーパーを採用したスマートフォンは使いにくそうで、自分には合わなさそうだと思っていました。しかし、一部のYouTuberやオタクが、BOOX Palmaを絶賛しているのを見て、意外と使えるのでは?と心変わりしてきました。
まず、なぜ魅力的に思えてきたのかをまとめつつ、実際に買う際の候補となる「Bigme Hibreak Pro」と「BOOX Palma2」を比較します。
電子ペーパースマホの懸念点と心変わり
アスペクト比に対する懸念
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Kindle Paperwhite 第11世代
主に、引っ掛かっていたポイントは画面のアスペクト比です。電子ペーパースマホは、6インチ縦長のディスプレイのものしかありません。それに対し、自分の使ってきた電子ペーパーのガジェットは、Kindle PaperwhiteやBOOX Nova/Noteなど、横幅のある製品が多め。
明らかに横幅が狭いので、漫画を読んだり、固定レイアウトの書籍を読んだりするのには、不向きなのではないか?という懸念がありました。
ポケッタブルでいつでも取り出せる魅力に惹かれる
その懸念を覆す魅力は、ポケッタブルでいつでも取り出して使える点。電子ペーパータブレットの難点として、ポケッタブルではなく、外で使うにはカバンからいちいち取り出す必要がありました。冬ならコートに入れることもできますが、それでも取り回しの悪さを感じる部分があります。
また、Kindle Unlimitedに入ったこともあり、元を取るべく、良い感じのデバイスが欲しいなと思っていました。
「Bigme Hibreak Pro」と「BOOX Palma2」のスペック
BigmeHibreak Pro | BOOX Palma 2 | |
---|---|---|
OS | Android 14 | Android 13 |
SoC | Dimensity 1080 | Qualcomm 8コア |
GPU | (SoCに内蔵) | BSR搭載(BOOX Super Refresh) |
ディスプレイ | 6.13インチ(1,648×824; 300ppi) | 6.13インチ(1,648×824; 300ppi)E-Ink Carta 1200 |
RAM | 8GB | 6GB |
内部ストレージ | 256GB | 128GB |
アウトカメラ | 2,000万画素 | 1,600万画素 |
インカメラ | 500万画素 | なし |
バッテリー | 4,500mAh | 3,950mAh |
モバイル通信 | 4G/5G(デュアルSIM) | 非対応 |
Wi-Fi | 802.11b/g/n/ac | |
Bluetooth | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.0 |
サイズ | 159.8 x 80.9 x 8.9 mm | 159 × 80 × 8.0mm |
重量 | 180g | 170g |
カラー | ホワイト | ブラック, ホワイト |
指紋認証 | あり | |
MicrosSD | 非対応 | 対応 |
その他 | 電源ボタン, 音量ボタン, リフレッシュボタン | 電源ボタン, 音量ボタン, カスタムボタン |
その他 | マイク, スピーカー, USB-C |
BOOX Palma 2もBigme Hibreak Proも本体寸法や画面サイズはほとんど同じで、大きな違いはモバイルデータ通信(SIM)への対応と、SoCの違いです。Hibreka Proは、5Gに対応しており、SoCの性能も高め。BOOX Palma 2も実用には困らない程度の性能に、Wi-Fiのみの対応となっています。
電子ペーパースマホに求める機能
指紋認証への対応(両機種ともに対応)
Kindleシリーズと異なり、BOOXやBigmeの製品はGoogleアカウントでログインして、Playストアから色んなアプリをインストールできます。そのため、外出先で落とす可能性などを考えると、パスワードの設定は必須です、
ただ、最近のガジェットは、顔認証・指紋認証が当たり前なので、反応速度に劣る電子ペーパーでいちいちパスコードを入力するのも面倒です。
Bigme Hibreak ProとBOOX Palma2は、指紋認証に対応しているので、本体にロックを掛けつつ安全に持ち運ぶことができます。
5G/SIMへの対応(Bigme Hibreak Proのみ)
Bigme Hibreak Proは、デュアルSIMへの対応と5G接続も対応しています。BOOX Palma 2は、Wi-Fi接続のみの対応。Hirebak Proなら外出先で気軽に電子書籍をダウンロードしたり、RSSリーダーで記事をチェックしたりすることができます。
個人的には、これは大きなポイントだと思っていて、筆者はメインのスマホとテザリング用のスマホの2台を持ち歩くことが多いのですが、1台をHibreakに置き換えることができそうです。
ただし、Hibreak Proは、日本への配送に対応しているようですが、技適周りがどうなのかは未知数なこともあり、手を出しづらいのも事実です。
価格
製品名 | BOOX Palma2 | Bigme Hibreak pro |
---|---|---|
価格 | 52,800円 | 439ドル(68,500円) |
価格は、Hibreak Proが439ドル(約6.8万円)、BOOX Palma 2は52,800円です。BOOX Palma 2はAmazonやYahooショッピングなどからも購入できます。
Hibreka Proは、以下のリンクから購入できますが、2月14日(2025年)現在、プレオーダー中となっているため、発送は3月以降になるとのこと。ちなみに購入すると、クレジットカードの枠確保され、決済が行われるので、急がないなら正式販売がスタートしてから購入するのがおすすめです(なぜ知ってるかって?実は一度ポチって、配送が遅くてキャンセルしたなんて言えない)。
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安さ重視なら「BOOX Palma」や「Hibreak」
安さだけを重視するならBOOX PalmaやBigme Hibreakという選択肢もあります。特にBOOX Palmaシリーズは中古で3万円前後になっています。また、Bigme Hibreakは、モノクロモデルに加えて、カラーモデルも用意されています。
- 指紋認証への非対応
- OSバージョンが古い(Android 11)
ただし、筆者の中では、上記の理由で候補から外しています。まず、指紋認証については上記で触れた通り。パスコードを手入力するなら、多分使わなくなってしまうと思ったのが一つ。
もう一つがAndroidバージョンの古さです。Android 15がメインになり、Android 16も登場しようかという世の中において、あまりに古いOSバージョンは、長く使い続けられないと思ったのも理由です。
ということで、
ということで、Bigme Hibreak Proの発売はまだ先になりそうだったので、BOOX Palma 2を購入しました。
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