3,126円とかなり安価な「DT NO.1 DTX」というスマートウォッチをレビューします。よくある有名メーカーのパクリをしたチープな商品かと思いきや、質感はよく、心拍測定に加え血中酸素濃度や、心電図(ECG)機能まで搭載していました。
ECサイト「Banggood」からサンプル提供されたものを利用しています。記事内容は指示を受けていません。
開封
パッケージには、商品本体のデザインがプリントされており、特にロゴマークなどはなし。汎用的な白い箱を使いまわしているイメージがあります。
開封すると、本体と対面。文字盤が光っている様に見えますが、こちらは保護シールです。
内容物は、時計本体、バンド、充電ケーブル、説明書。
デザイン:見た目は悪くない
ウォッチ本体のデザインや質感は、案外悪くないというのが率直な感想です。商品説明やパッケージを見る限り、有名メーカー風そのもの。そうした無名メーカーの製品は往々にして、かなりのチープさが予想されますが、いい意味で裏切られています。
ディスプレイも、ピクセル感がありますが、この価格帯としては十分なキレイさです。発色も良さげ。
時計の筐体は金属筐体で質感や加工精度は高め。ガラス部分とのギャップもかなり抑えられており、品質は高いです。
裏面には充電用の端子や、心拍センサーなどが用意されています。この辺りはあまりデザインに気を使われていない模様。
バンドは汎用的なものなので、簡単に交換することができます。
屋外での視認性はまずまず。直射日光下でも、操作や確認には支障がなかったです。
ウォッチフェイス:どこかで見たようなデザイン
主なウォッチフェイスは、どこかで見たようなデザインばかり。
勿論、専用アプリ上からそれ以外のウォッチフェイスに変更することも可能。
心拍計・心電図・血中酸素濃度
心拍、心電図、血中酸素濃度、血圧の測定に対応しています。血圧以外は、専用の画面が用意されており、手動で計測が可能です。血圧はスマホからか、心電図の計測の際に記録されているようです。
腕につけて、機能をウォッチかスマホからONし、30秒待つだけで心電図を記録してくれます。結果はスマホだけで確認可能。参考となる図が表示されていますが、素人には判断が付きません。精度自体もどの程度なのかは不明。Apple Watchの様に認可を受けているわけではないので、過信は禁物です。
ちなみに、同時に心拍数や血圧なども測定しているようです。
その他の主な機能:運動記録、睡眠記録など
- 運動記録:
- 睡眠記録:自動で記録、深い眠りと浅い眠り
- 音楽コントロール:iOSでも再生停止・曲送り戻し・ボリュームコントロール
- メッセージ通知
運動記録の種類は、ウォーキング、ランニング、サイクリング、クライミング、バスケット、ヨガ、クロストレーナー。なぜバスケットなのかは謎ですが、一般的な運動には対応。運動中は、歩数や距離、心拍数、ペースなどを表示してくれます。
睡眠記録は、だいたい時間は正確ですが、Honor Band 6とは深い眠りや浅い眠りの時間は大きく乖離していました。時間の記録や計測にはある程度問題なく使えそうです。
音楽コントロールも可能。iPhoneでも再生停止・曲送り戻し・ボリュームコントロールができました。曲名は表示されません。
動作速度なども、ちょっと遅いかなという気もしますが、常用可能なレベル。
総評:お試しする気持ちならアリ
質やバッテリー持ちなど機能的な部分は至って普通のスマートウォッチです。想定とは異なり、商品画像通りの製品が来た印象です。
ただ、運動の記録や精度ということを考えたり、サポートのことを考えるとHUAWEI BandシリーズやMi SmartBandシリーズが圧倒的におすすめ。普通の用途であれば、国内で正式販売されているバンドタイプを買ったほうが良いでしょう。
そんな中でも、おすすめポイントを見出すのであれば、どうしてもウォッチタイプが良く、ちょっと変わったモノが欲しいのであれば手を出してもいいかなと思います。
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