ファーウェイは、新しいHarmony OS搭載タブレット「MatePad 11.5」を発表しました。Snapdragon 7 Gen 1に120Hzのリフレッシュレートのディスプレイを搭載し、さらにはデフォルトでノートアプリも用意されています。価格は43,800円とお手頃なのが魅力です。
もともと中国で販売されていた「HUAWEI MatePad 2023 款」の日本版となります。
MatePad 11.5のスペック
OS | Harmony OS 3.0 |
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CPU | Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 11.5インチ IPS (2,200×1,440) 120Hz 229ppi |
アウトカメラ | 1,300万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
バッテリー容量 | 7,700mAh |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax,2 × 2 MIMO,HE160 |
Bluetooth | Bluetooth 5.2、BLE、SBC、AAC、LDAC HD Audio |
即位方式 | GPS/GLONASS/BeiDou/GALILEO |
スピーカー | 4スピーカー |
サイズ | 260 x 176 x 6.85 mm |
重量 | 499g |
カラー | スペースグレー |
その他 | USB Type-C 2.0 |
MatePad 11.5は、4nmのSnapdragon 7 Gen 1に120Hzのディスプレイを搭載したタブレット。大体スペック的にはミッドハイと呼べる性能で、程々の性能になっています。Snapdragon 870 5Gなどと比べると劣りますが、十分快適に使えるレベルのスペックを備えています(参考1, 2)。
Snapdragon 870 5Gは、Snapdragon 865 5GのOC版とされています(上の記事を参照)。そのため、Snapdragon 865のMatePad 11より、Snadragon 7 Gen 1のMatePad 11.5は製造プロセスは小さいものの、性能面では少し劣る可能性が高そうです。ちなみにMatePad 11の発売時価格は54,780円で、MatePad 11.5は43,800円なので、お買い得感は向上しています。
MatePad 11.5やアクセサリーの価格
通常価格は43,800円とスペックや質感等を考えるとかなり破格。競合機種などが5万円前後であることを考えると、価格はかなり抑えられています。ペンやキーボードを揃えても65,800円と7万円以下であるのも買いやすい値段です。
また、Smart Keyboard for MatePad 11.5が5,500円引きのキャンペーンが行われており47,600円で購入可能。さらに、9%OFFのクーポンコードを併用すれば、キーボードとのセット価格で43,316円で購入することができます。この場合、56,516円でタブレット本体・ペン・キーボードが揃ってしまいます。
CLIP STUDIO PAINT DEBUT
MatePad 11.5とSmart Keyboard for MatePad 11.5を購入すると、本体価格が5,500円引きとなり、CLIP STUDIO PAINT DEBUTの全機能が1年間利用できるアクティベーションコードが付いてきます。
120Hzのリフレッシュレートのディスプレイ
MatePad 11.5は、120Hzのリフレッシュレートに対応した、11.5インチのIPSディスプレイを搭載しています。店頭で軽く触ってみましたが、ディスプレイの発色もよく、スクロールもスムーズでした。普段使いで不満はなさそうです。
一世代前のMatePad 11では、Widevine L1に対応しており、Amazonプライムビデオを高画質で視聴可能になっていました。この流れを汲んでいれば、MatePad 11.5も対応しているはずです。
分離して利用可能なキーボード
MatePad 11.5には、専用のキーボードカバーとして、Smart Keyboard for MatePad 11.5が用意されています。打鍵感もあり、打ちやすい仕上がり。特徴的なのは、MatePad 11.5本体と切り離して使うことができる点です。机の上で使う時にもキーボードは打ちやすい位置において、本体は見やすい位置に離して置くことができます。
もともと、ファーウェイのタブレットは、MatePad Pro用のSmart Magnetic Keyboardの頃からキーボード本体はBluetooth接続するタイプでした。近年発売されたMateBook E Goや最近のMatePadシリーズは、機能が拡張され、キーボード部分にもバッテリーを搭載して分離して利用できるようになりました。
本体部分はキックスタンド付きのカバーケースになっており、キーボード部分はマグネットが仕込まれており、カバーケース部分にピタッとくっつくようになっています。キーボードカバーに接点があり、キーボード部分にも接点があり、ここを接触させてペアリングや給電しているようです。
HUAWEI NotesでノートもOK
MatePad 11.5にはHUAWEI Notes(実機上では「メモ」となっていました)と呼ばれる純正ノートアプリが用意されています。そのため、わざわざノートアプリを探す必要はありません。
実機でもチェックしてきましたが、MatePad Paperと同様のUIで扱いやすそうに感じました。PDFファイルを一括でインポートすることもできるので、PDFへのメモ書きという用途でもOK。
まとめ:用途が決まっていれば最高の選択肢
MatePad 11.5は、動画視聴やブラウジングだけでなく、HUAWEI Notesを使ったノートテイキング、CLIP STUDIOを使ったイラスト作成など、デフォルト状態でも利用できる幅は広くなっています。
また、性能面でも、MatePad 11.5は、120Hzの高品質なディスプレイやSnapdragon 7 Gen 1を採用しつつも、本体価格が43,800円に抑えられており、かなりお買い得なタブレットになっています。用途が決まっているなら、現在販売中のAndroidタブレットよりも、価格や性能面で非常に魅力的な端末に仕上がっています。
Source:ファーウェイ
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