もしあなたが音質を重視する人で、左右独立型のワイヤレスイヤホンを購入するなら「WF-1000XM3」と「Powerbeats Pro」は待った方が良いかもしれないというお話です。
WF-1000XM3はノイキャン、PowerbeatsはH1チップ
試聴してみたかぎり、WF-1000XM3はノイズキャンセリングをメインに、Powerbeats Proは遮音性の良くなったAirPodsとして利用することを考えるのが良さそう。
WF-1000XM3の音質は確かに良くはあるのですが、筆者が望んでいるレベルであるかと言われると微妙なところ。もう少し解像感があった方が好みでした。ノイズキャンセリングに関しても筆者にとっては普段の生活であまり必要とは思えないので、微妙なところです。
Powerbeats Proも、現在AirPodsを持っている状況下で買い増しするかと言われたら悩みどころですね。音質的には向上しますが、本体やケースが大きくなって取り回しは悪くなってしまいます。
接続安定性で競う時代は終わった
最近の左右独立型イヤホンは、低価格な中華メーカーのものであったとしても途切れて使いものにならないなんてことはなく、普通に安定して利用できる印象があります。以前別のサイトで、レビュー用として提供して頂いた6000円くらいのイヤホンでも全く途切れることなく使用できるレベルにはなってきています。少し前では「NFMI」を利用しているかどうかが、途切れないかどうかの指標でしたが、今は割と気にせずとも安定したイヤホンが出てきており、安定性で競い合う時代は終わった印象。
これからは音質やノイズキャンセリング機能など、安定性以外のところで競い合う時代がスタートしているように思えます。
多ドラ化の時代はもうすぐ?
7月末に発売が開始され、こちらも在庫がなかなかないイヤホンAVIOTの「TE-BD21f」。デュアルBAドライバーにダイナミックドライバーが組み合わさったハイブリッドタイプのイヤホン。価格は18,900円。
こちらは、試聴していないので音質についての判断はできませんが、ドライバー数がこれまでの左右独立型ワイヤレスイヤホンとは大きく増えており、音質にかなり期待できそうな製品。
日本発のメーカーであるAVIOTは、それ以外の製品で音質や接続安定性に定評があり、音質に期待するなら「TE-BD21f」を買うのがベストかもしれないと考え始めています。
さらに、見た目が非常に不格好ですが、低価格高コスパで有名なSoundPEATSからはデュアルダイナミックドライバー搭載のイヤホンなんかも出始めているなど、左右独立型ワイヤレスイヤホンにも多ドライバー化の時代がきはじめているのかもしれません。
もちろん、試聴してみて気に入れば、「WF-1000XM3」や「Powerbeats Pro」を買ってもいいかもしれませんが、音質を一番に気にするなら他の製品が出てくるまで、もうしばらく待ってみても良いのではないでしょうか?
圧縮音源の高音域を補完 ハイレゾ相当の高音質を楽しめるDSEE HXを完全ワイヤレスで初搭載
新Bluetoothチップ採用とアンテナ構造の最適化で、接続安定性大幅UP+動画視聴時の音声遅延を改善
最長9時間の再生が可能(充電ケースを使用した場合は24時間以上)
タフなワークアウトにも対応できる耐汗/防沫仕様
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