48,600円から購入が可能な、Pixel 3aを購入してしばらくの間使用してみたのでレビューをします。Pixel 4が発表されて型落ち感が出てしまっているPixel 3シリーズですが、Pixel 3aに関しては現在でも誰にでもおすすめできる、シンプルなスマホだと思っているのでレビューをお届けします。
外観:悪くないが、チープさを感じる
見た目に関してはPixel 3aに近く、シンプルでオシャレな感じがします。ただ材質はポリカーボネートなので手に持った時にチープさを感じます。マットコーティングになっているところは大丈夫ですが、艶のある部分に関しては傷がつきやすくなっています。
質感に関しては他の低価格帯のスマホに比べると劣る部分。OPPO Reno Aなどと比較し持ちやすくはありますが、手に持った時の感触は良くないですね。
難点としては、電源ボタンと音量ボタンの位置。普通に手に持った状態だと、親指が届きやすいのが音量ボタンで、電源ボタンはその上に。しばしば電源ボタンと間違えて音量ボタンを押してしまうことがありました。
ディスプレイ
ディスプレイは5.6インチのフルHD,OLED(有機EL)。iPhone XSと併用していて感じたこととしては、他社のスマホ(Mate 20 Pro)と比較して、色濃い感じはありません。
ブラウザを使ったり、Twitterをしたりといった文字ベースの使用であればこれくらいのサイズ感で十分に見やすいですし、タブレットなどと併用するなら別に6インチ超えのディスプレイじゃなくて、これくらいのほうが良いですね
ソフトウェア:すぐに更新が来る
このあたりは流石純正端末といったところで、Android 10をすぐに受けることができます。キャリアから販売されている他社のスマホや、SIMフリーで販売されていてもアップデートされないメーカーも存在する中、新機能をいち早く試すことができるという点は魅力です。
性能:良くも悪くも普通
Snapdragon670・RAM4GB搭載と普段使いするには何ら問題のないスペック。ブラウジング、マップ、Twitterなどから、ポケモンGOに至るまで、特にもたつくことなく動作します。
最低限を抑えているというよりは、大抵の人にとってこれで十分というレベルを抑えています。OS自体の作り込みも良いため、ストレスに感じるところは一切ないですね。
カメラはハイエンド級
横2000でリサイズ済み
カメラに関して使った印象としては、廉価モデルなどにありがちな補正をかけたような派手な写りではなく、シンプルに美しく写るという印象。細部もあまり潰れたりなどせず、綺麗に映るのが良いところ。筆者は割と見たまま映るカメラが好きなので、好みでした。
ちなみにPixel 3とのカメラの違いとしては「Pixel Visual Core」の有無で、基本的な写りに関しては大きな差はない様です。
その他:必須機能はほぼOK
Felicaを搭載し、iDやEdy、Suicaなどの、おサイフケータイによる決済も可能。
防水防塵に関しては弱く、Pixel 3aがIP68なのに対し、防滴程度のIP52。正直なところ防水性能に関してはないといった方が良いかもしれません。
イヤホンジャックもあるので、従来のイヤホンがそのまま利用できるのでまだBluetothイヤホン使ってないよという人でも安心して使えます。
ポケモンGOなどをやるとバッテリーは減りますが普通に使う分にはバッテリーの持ちは問題ないですね。
購入の基準としてのPixel 3a
国内のSIMフリー市場において、おサイフケータイや防水などを搭載したスマートフォンが低価格帯にも増えてきており、Pixel 3aの競合は増えてきているように感じます。
Pixel 3aを使ってみた雑感としては、「アップデート」「バランス」の2点が大きな魅力と感じています。アップデートに関しては言わずもがな。SIMフリー・ドコモ・ソフトバンク版へいち早くAndroid10へのアップデートが配信されており、新機能でもセキュリティでも安心感が強いですね。これは市場にある他のスマホにない圧倒的メリット。
Pixel 3aはとりあえずスマートフォン購入の際の基準点となるスマートフォンだと考えています。カメラがより高画質な方が良いのかや、性能に関しては3Dグラフィックの多いゲームをやるのか、本体サイズは持ちやすい方が良いのか、画面の大きさ、コスパなど、Pixel 3aを基準として必要な機能、いらない機能を考えると良いスマートフォンにたどり着けると思いますし、癖がないので「迷ったらこれ!」というバランスの取れたスマホです。
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