「OnePlus 5T」よりも「OPPO R11s」の方が気になる理由、OPPOはスマホ業界に新たな風を吹かせてくれるはず

OnePlus OPPOAndroidスマートフォン

日本向けのTwitterアカウントやウェブサイトを公開し、話題になっているOPPO。こういったニュースを見ている人の中には、傘下のメーカーのOnePlusが国内向けに「OnePlus 5T」を出してくれたら良いのにと思う人が少なからずいるでしょう。

ただよくよく考えてみるとOPPO戦略はこれからのスマホに新たな風を吹かせるのではないかと思ったので、「OPPO R11s」と「OnePlus 5T」などを例に出して考えてみたいと思います。

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OnePlus 5TとOPPO R11sのスペック

OnePlus 5TOPPO R11s
OSOxygenOS based on Android 7.1.1 NougatColorOS 3.2, based on Android 7.1
SoCSnapdragon 835Snapdragon 660
ディスプレイ6.01インチ、FHD+(2160×1080)AMOLED
RAM6/8GB4GB
内部ストレージ64/128GB(Micro SD対応)64GB(Micro SD対応)
アウトカメラ2000万画素+1600万画素2000万画素+1600万画素
インカメラ1600万画素2000万画素
バッテリー3,300mAh3,205mAh
サイズ・重量156.1 x 75 x 7.3mmmm、162g155.1 x 75.5 x 7.1mm、153g
カラーBlack, White, RedBlack, Champaign, Red
その他指紋センサー

OPPO R11sはミッドレンジの悩みを解消する

OPPO R11s
上のスペック表を見てもらうとわかる様にOPPO R11sはOPPOの中で最上位モデルに当たりますがSnapdragon 835ではなく、660を搭載、但し筐体やカメラ、バッテリーなどではOnePlus 5Tと大きな性能差はありません。
これまで最新スペックを搭載しないスマホ、特に廉価モデルやミッドレンジスマホはそのメーカーのフラッグシップと比べて、SoCだけでなくカメラやデザインなどでクオリティが落ちる傾向にありました。

R11sはSoCの性能は少し落とすもののそれ以外の性能はハイエンドスマホ並となっており、「動作性能はそこまでいらないけどカメラなんかは綺麗であって欲しい」といった需要を満たす事ができます。筆者自身最新のスマホを求める傾向にありますが、動作自体はミッドレンジで十分と感じており、SoC以外ハイエンドで安かったら良いのにと思うスマホは多々あります。

みんながみんな最上位SoCを必要としていない

OPPO R11s
確かにSnapdragon 835と660、HiSilicon(HuaweiスマホのSoC)のKirn970とKirin960、659などハイエンドSoCと型落ちやミッドレンジSoC間には、ベンチマークテストを使ったり3Dゲームをしたりする時にある程度の差は生じると思います。しかし、スマホが登場した頃とは違い、最新のものでないと使えないレベルではなく、性能向上に伴いミッドレンジでも2年くらいは使えるレベルになってきました。

皆が皆、ハイエンド性能を必要としているでしょうか?パソコンでCore i7ではなくCore i5やi3のパソコンを選ぶ様に、型落ちやミッドクラスのもので十分と感じる時代になってきているのでは無いでしょうか。

OPPOとOnePlusの使い分け?

OnePlus OPPO
個人的にOPPOの戦略で上手いと思うのが、OPPOとOnePlusの使い分けですね。会社内でどのように考えられているかは不明ですが、OnePlusは基本路線ハイエンド、OPPOはR11sの様にハイエンドクラスの製品を出しなおかつ廉価モデルを出すという形をとっています。

OnePlus 5TとOPPO R11sがもし同一メーカーでラインナップやページに並んだ時に、R11sはOnePlus 5Tの下位のモデルになってしまいますが、別メーカーという単位になることでどちらもフラッグシップスマホという枠組みを与える事ができ、ラインナップの中でR11sの価値が落ちない様になっているのが素晴らしいですね。

スマホに新たな風を吹かせるか

今のスマホに必要なのは、「Corei7にRAM16GB、SSD1TBのハードディスクを搭載した30万円超えMacBook Proではなく、Core i5でRAM8GBのMacBook Proが14, 5万で買える」みたいな状況では無いでしょうか。個人的にはOnePlus 5Tが前者、OPPO R11sは後者といった立ち位置の気がしています。

性能が普段使いに問題のないレベルまで成長し、誰しもがハイスペックを求めずくなってきたスマホ市場で、OPPO R11sの様にハイエンドっぽいスマートフォンがどういった風を吹かせるのか、またOPPO自体が日本市場でどうなってくるのかかなり期待しています。

Source:OPPO | OnePlus

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