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【レビュー】音質重視派でも満足できる「AirPods Pro」、違和感を徹底排除したイヤホンを超えたイヤホン

5.0
AirPods Pro ワイヤレスイヤホン

WF-1000XM3を購入してみたりしましたが、結局AirPods Proも購入しました。筆者は比較的音質重視派なのですが、実際にAirPods Proを利用してみて思ったより音が良かったのと、ノイズキャンセリング機能や外音取り込みの凄さに驚かされたのでまとめてみます。

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ペアリングの便利さ

AirPods Pro
この便利さはAirPodsから変わらずですが、Apple H1チップを搭載しているので、蓋をあけてiPhoneに近づけるだけで画面に表示されワンタップでペアリング完了。これでiPhoneだけでなく手持ちのiPadやMac、Apple Watchでも使えるようになります。

AirPods Pro
Macなどからの切り替えも簡単で、一度iPhoneでペアリングすればその情報が即座にiCloudで共有され、MacのスピーカーやBluetoothの選択からAirPodsを選ぶだけで、パソコンのイヤホンとしても利用できます。他社製品と異なり、ペアリングの手間や切り替えの手間が無いのは便利。

ケースがコンパクト: AirPods同様

AirPods Pro
ケースに関しては確かにAirPodsと比べると、少し横が長くなり縦に短くなったことでサイズの変更が行われていますが、使い勝手や手に持った時の感覚は、無印モデルとそれほど変わらずジーンズの尻ポケットに入れて持ち運べます。

デザイン:オシャレさと使い勝手

AirPods Pro
耳からうどんだとか、ドライヤーだとか揶揄されることのあるデザインですが、筆者にとってはオシャレだと思います。AirPodsと比べるとノイズキャンセリング機能などの諸々が増えたために、シンプルさは欠けましたがそれでも白い筐体は他のイヤホンとは一線を画す美しいデザインです。

装着感:耳への負担が少ない

AirPods Proは、耳へ太さを生かして詰めるのではなく、フィットするといった感じで耳の収まりが非常に良く、負担は少なめ。イヤホン自体もそれほど重くなく、長時間付けていても耳が痛くなることは無かったですね。
感覚としては耳の穴に乗っかているだけの感じなのに、首を振ったり走ったりしても落ちることはないので、少し不思議な感じだったりします。

ノイズキャンセリング: 他社製品とは比較にならない

AirPods Pro
多分今まで使ってきた中で一番良い・自分に合ったノイズキャンセリングです。流石にすべてのノイズをシャットアウトとまでは行きませんが、静かな室内ではエアコンの大きな風切り音は確実にシャットアウトしてくれますし、キーボードを叩く音などもかなり軽減してくれます。街中では車の走行音などもしっかり抑えてくれ、音楽を再生すればほとんど外からのノイズは入ってこない状態に。

話し声が結構聞こえてくるスターバックスなどで、音楽を再生せず耳栓代わりに使って作業しているときも、人の声は聞こえてくるものの話の内容に気を取られないレベルまではノイズを軽減してくれます。

外音取り込みモードの違和感ゼロ

これまでWF-1000XM3など外音取り込みモードを搭載しているイヤホンを使ったこともありますが、AirPods Proは違和感がゼロ。他のイヤホンだと微妙にマイクから音を拾っている様な雑音感がありで、それがどうしても気持ち悪くて使うことができなかったのですが、AirPods Proはそれがなく、本当に何も付けていないかのように扱うことができます。

音質:フラットで聴きやすい

<img src="https://kinakopan.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_20200722_182356-1024x768.jpg" alt="AirPods Pro" width="1024" height="768" class="aligncenter size-large wp-image-7025" />
音質の全体の傾向としてはフラットで聴きやすい音になっています。低音が強すぎることもなく、高音にステータスを振ってるわけでも無いので、アニソンからクラシック、J-POPなどジャンルを問わず楽しんで聴くことができます。

OFF時、外音取り込みモードとの音質差がない

大抵のイヤホンはノイズキャンセリングをONにすると、ちょっと音がこもったり低音が強くなったりするのですが、AirPods Proに関してはそれが感じられず、同じ音質のまま切り替わってくれます。これも外で使う際に、モードによる音質の乖離が気になりすぎて、ノイズキャンセリングONの音が気に入ったらそれ以外使わないみたいな状態だったのですが、気分良く用途に合わせて切り替えて使える様になりました。

細かな配慮・機能

  • 片耳外すとノイズキャンセリングOFFに
  • つまんで再生停止、長くつまんでノイズキャンセリングOFF

レジなどのお会計の際に、片耳を外すと残っている方のイヤホンのノイズキャンセリングは自動的にOFFになり、音が聞きやすくなります。この辺の配慮はAppleならではの心遣い。

AirPods Pro
AirPodsではタップで曲送りの操作でしたが、AirPods Proではうどんの部分をつまむ操作に変更されています。正直な所指一本で操作できる方が便利ではありますが、慣れればつまむ操作もそれほど困りませんでした。少し複雑な操作ではありますが、特に誤認識等もなく安定して利用できています。

今後の機能追加:秋のアプデで実質耳に

AirPods Pro
iOSやiPad OS、macOS Big Surのアップデートが秋に登場すると、いちいち使いたいデバイス上で選択する必要がなくなり、自動で切り替えてくれるようになるようです。このあたりの実力はまだ実際に使ってないので未知数ですが、今iPhoneで音楽を聴いていて、さあMacで動画を見ようと思ったときに切り替えのラグがありますが、それがなくなり実質耳として使えそうなのでかなり期待できます。

違和感を徹底排除したイヤホン:これを買うしか無い


iPhoneユーザーなら確実にAirPods Proをおすすめしたいところ。3万円という値段は少々高く感じますが、やっぱり他のイヤホンはあくまで音楽再生のイヤホンの域を出ていない一方で、AirPods Proは外音取り込みのノイズで合ったり使い勝手だったり耳を拡張するデバイスとして一歩抜きん出ています。

ソニーやWF-1000XM3をはじめとして色々なメーカーのハイエンドイヤホンと比較されますが、もし音質以外で迷ったらAirPods Proを買うべきです。


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