iOS 13になり、これまで画面を押し込んで、LINEの未読などの様々な操作を実現していた「3D touch」の機能が、iPhone 11シリーズでは全廃され、「Haptic Touch」(長押し機能)に切り替えられることに。
厳密に言えば、現時点ではLINEの未読無視機能は「Haptic Touch」では利用できませんが、それでも3D Touchを搭載していたiPhone並みに、Haptic Touchでできることは増えています。
操作感の統一、断片化を防ぐ
これまでは、「3D touch」の操作ができる端末とできない端末の区分が一般の人には分かりにくくなっていました。
特に、「3D Touch」の例で言えば、LINEを未読無視できる機能。この機能はLINEを使っている大学生などの若者の間では、広く受け入れられている機能ですが、こういった機能が、使えるものと使えないものを見分けることが、iPhone XRの登場により、混迷を極めることに。
iPhone 6Sから搭載され始め、「iPhone SEより後の世代なら全て搭載」なら、古い製品のユーザーは分かりやすいですし、今後の製品にも搭載していくことは十分に考えられました。しかし、iPhone XRには3D Touchの機能はないですし、同じくiOSのiPadにもそれは存在しません。
全ての端末に「Haptic Touch」を導入することで、「どのデバイスで利用できる??」といった問題を一気に解決でき、断片化を防ぐことが可能になりました。
やっぱり「Haptic Touch」は便利
これまでメインのiPhoneは3D Touch搭載端末だったのできにすることはなかったのですが、非搭載のiPhone SEでも利用できるのはポイント。もちろんiPhone XRでも利用できます。
キーボード上のカーソル移動もスペースキー長押しで行えるようになり、アイコン長押しでメニューを出したり、リンク長押しでメニューを出すことも。
「押し込み→長押し」誰でも使いやすく
押し込みから長押しでも呼び出せるようになりました。「押し込み」の操作は結構シビアで、「軽く押し込む」「強く押し込む」の使い分けは、慣れないと難しく、新規に使い始めた人やお年寄りには不親切な機能。
「長押し」で各機能が利用でき、誰でもわかりやすく、呼び出し方や呼び出してからの操作もしやすくなりました。微妙な押し具合が不要なのも一因ですね。寧ろ、長押しになったことで、操作のシビアさが減り使いやすく。
Appleのソフトウェアらしく、3D Touchのデバイスでも、そうでないデバイスにおいてもタップと長押しがしっかり弁別されており、困る点がないのも良いところ。
一般的な機能に
Haptic Touchになって一部3D Touchで使えていた機能が使えなくなったりもしますが、しばらく使用してみて基本的な使用感は変わらないように思います。
iPhone間だけでなく、iPadなどでも操作が統一されることで、「誰でも」「どれでも」扱いやすくなり、これまで以上に利便性が増していきそうです。
Source:Apple
コメント