iPhone 11やApple Watch Series5の発売が先にあり、すっかり空気になってしまいましたが「iPad 第7世代」10.2インチのモデルが9月30日に発売開始されました。
筆者はiPad Pro 10.5インチモデルを使っているのですが、デバイスとしては2017年6月に発売されており、2年以上経過することになります。
バッテリーなどもヘタリ本体も消耗し、2年使った人が順当に買い換えるなら11インチのiPad Proですが、お値段が少々お高め。iPad Pro 10.5ユーザーは、iPad 第7世代(10.2インチ)かiPad Air 第3世代に乗り換えるべきなのか検討してみました。
iPad Pro 10.5と10.2, Air 3の比較
iPad Pro 10.5 | iPad Air 3 | iPad 第7世代 | |
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発売時期 | 2017年6月 | 2019年3月 | 2019年9月 |
SoC | A10X | A12 | A10 |
ディスプレイ | 10.5インチ(2,224 x 1,668),264ppi, 120Hz | 10.5インチ(2,224 x 1,668),264ppi | 10.2インチ(2,160 x 1,620), 264ppi |
ディスプレイの付加機能 | True Toneディスプレイ,耐指紋性撥油コーティングフルラミネーションディスプレイ, 反射防止コーティング | 耐指紋性撥油コーティング | |
RAM | 4GB | 3GB | |
ストレージ | 64/256/512GB | 64/256GB | 32/128GB |
スピーカー | 4スピーカー | ステレオ | |
カメラ | 1200万画素(OIS), ƒ/1.8 | 800万画素, ƒ/2.4 | 800万画素, ƒ/2.4 |
バッテリー | 8,134mAh | 8,227mAh | |
Touch ID | 第2世代 | 第1世代 | |
ネットワーク | Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)、デュアルバンド(2.4GHz/5GHz) | ||
Bluetooth | 4.2 | 5.0 | 4.2 |
サイズ(Wi-Fi) | 250.6 x 174.1 x 6.1mm | 250.6 x 174.1 x 7.5mm | |
重量(Wi-Fi) | 469g | 456g | 483g |
カラー | スペースグレイ、ローズゴールド、ゴールド、シルバー | スペースグレイ、ゴールド、シルバー | |
その他 | Apple pencil(第1世代)、Smart keyboard対応 | ||
価格(税別) | 69,800円 | 54,800円 | 34,800円 |
ざっとスペックを見た印象としては、iPad Air 3がiPad Pro 10.5インチモデルの後継機という印象で、10.2インチのiPad 第7世代は第6世代のスペックアップということもあり、廉価モデルという立ち位置に。
Apple Pencilを使ったり、Smart Keyboardを接続したりといった用途に関しては、どのモデルでも変わらずに行うことができます。
セルラー版の細かな違い
地味な違いではありますが、セルラー版ではiPad Pro 10.5/Air 3とiPad 第7世代では背面の処理に差があります。上位モデルに当たるAirに関しては、アンテナの部分がライン状になっており、シンプル。一方廉価モデルに当たる第7世代モデルはプラスチック素材になっており、少し安っぽさが目立つ点には注意が必要。
iPad Pro 10.5からの乗り換えを考える
iPad Pro 10.5インチモデルから買い換えるならどのiPadが良いか検討します。ちなみにiPad Pro 11インチモデルにしたら不満点がないのは当たり前なので今回は除外します。
iPad Air 3に買い換える
- ディスプレイのリフレッシュレートが120Hz→60Hzに
- スピーカーが4つ→2つに
- CPUがA10X→A12に
違いとしては、上記の3つ。特に大きな変化点は上2つで、ディスプレイのリフレッシュレートが落ちるので、操作感であったりApple Pencilの書き心地が変わる可能性があります。画面のリフレッシュレートは比較すると差がはっきりとわかりますが、意外と気にならないこともあるので、手持ちのiPad Proのアクセシビリティの「動作」からフレームレートを制限してみるとなんとなく感覚がつかめます。
スピーカーに関しても4つから2つになり、音のクオリティは下がりますが、Bluetoothスピーカーにつないだり、ある程度まともに聞けたら良いなら全然問題なさそう。
A10XとA12の性能差については上記のサイトにまとめられているのですが、A10Xはグラフィックが強化されておりGPU性能が出る部分に関してはiPad Pro 10.5、A12の方がA10Xよりもシングルコアやマルチコアの性能が高くなっています。
まとめとしては、iPad Pro 10.5インチモデルを1-2年使用してきて、バッテリー持ちがヘタって来て、性能に余裕があると感じるならiPad Air 3に買い換える価値は十分にあると思います。一方、動画編集などをガンガンこなしていて、現状不満点があまりなければそのままステイ、性能アップなら11インチのiPad Proいいかも。
iPad Pro 10.5→Air 3は、Pro 10.5が2年使ってヘタってきていて、性能に満足できていている人が乗り換えるにはそれほど障壁はなさそうです。
iPad 第7世代に買い換える
- 全体的に性能ダウン
CPUに関して言えばiPad Pro 10.5インチの方が良いですし、その他もろもろ細かな機能を考えても、iPad第7世代が勝っている部分はないですね。ブラウジングやSNS、電子書籍程度のライトな使用をしてきて、iPad Proが故障したりバッテリーがヘタったりしたら、選ぶという選択肢はありそうですが、日常的に使ってきた人であれば少なからず不満を感じることになりそう。
iPad 第6世代モデルなど旧モデルを使っている人の買い替え先となりそうです。
iPad Pro 10.5ユーザーの筆者は?
今、筆者の手元にあるiPad Pro 10.5は、購入から1年も経過しておらずバッテリー状態も良好。今回買い換えるかどうしようか迷ったので色々まとめてみましたが、基本的にはそのままステイ。
ただ使っている作業に関しては、動画を見たりとか、SNSしたりとか、PDFやノートアプリに手書きをする程度。動画編集したりお絵かきをしたりなど、あまりクリエイティブな作業はしないので、次買い換えるときはiPad 第7世代でも良いかなと考えています。
Source:Apple
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