「今年のワーストバイガジェット Advent Calendar 2019」をとくめいさんが開かれていたので参加することに。
期待はしていたものの、ちょっと自分の運用においては残念だったガジェットを紹介します。
悪くないわけではないけど「BOOX Note」
「BOOX Note」とは
Android・電子ペーパーを搭載したAndroidタブレット。A5サイズ相当の10.3インチディスプレイを搭載していて、4096段階筆圧感知にも対応しています。
厚さ6.8mmと薄く、スピーカーもついていたり、UIも独自のモノになっていたりと見どころは多め。ただAndroid6.0です。
ファイル共有が面倒くさい
まずはファイル共有が面倒くさい点。Android搭載ですしPCとケーブルで接続すれば、PDF等のファイルの共有を行うことができます。勿論ノートをOneNoteに共有することもできますが、デフォルトの機能はこれくらい。
OneDriveやGoogle DriveはPlayストアからダウンロードして利用する必要がありますが、SoCの性能は高くなく動作は緩慢なのでかなりストレスが貯まります。Wi-Fiのある環境でしか使えないので、結局外出先で読みたい論文を読むときはiPad Proを使った方が快適でした。
Androidアプリも100%動かない
Kindleに関しても、Playストアからダウンロードできますがうまく動かなかったり、ジャイロセンサーがないので画面回転もできません。
動作も緩慢なので細かな動作にストレスが溜まります。
手書きメモの解像度が悪い
手書きメモの解像度が悪いのも難点。BOOX Note自体で見たり書いたりする分には構いませんが、実際にiPadとかMacに転送すると手書き文字の解像度の悪さが目につきます。
高い・iPadでいける
正直なところ、電子ペーパーであることを切実に求めないのであればiPadの方がコストパフォーマンスが良いですね。後継モデルBOOX Note2が出ていますが、値段は65,780円もします。安いモデルでもBOOX Nova Proが39,744円、iPad第7世代モデルだとApple Pencilセットで50,160円。メモもできるし、綺麗なディスプレイで動画も見れるし、アプリもファイル共有は楽。BOOX NoteでできることはiPadでできますし、普段iPadと2枚構成で重さを犠牲にして持ち運ぶ気にはなれませんでした。
特化性能が欲しかった
BOOXシリーズだけに限りませんが、電子ペーパー系は全体的に値段が高め。ソニーのDPTシリーズも、富士通のQUADERNOシリーズもiPadくらいには高め。
筆者自身はこうした製品は無駄とは思っておらず、予算と使い道があれば購入する価値はあるとは思います。
ただ、折角高いお金を出して買うなら中途半端な性能でAndroidで汎用性が高めたものよりも、DPTシリーズやQUADERNOシリーズなどの、PDFやメモ書きなどを完璧にこなせる製品だったり、安いものであればシャープの電子ノート、読書ならKindle Paperwhiteがおすすめな気がしています。
コメント