【レビュー】一番安価な「iPad 第7世代 Cellularモデル」、大学生・院生が使うのに不満はないがおすすめできない

iPad 第7世代 10.2iPad
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第6世代の9.7インチから、10.2インチへサイズアップし昨年9月に発表された「iPad 第7世代」をしばらくの間使ってみました。

長年使ってきたiPad Pro 10.5インチモデルからの乗り換えになり、全体的な感想としては、不満はないものの、長期間に渡り使うのであればiPad Air 3の方が良いと感じました。

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不満を感じなかったポイント

安価なモデルながらしっかりした作り

iPad 第7世代 10.2
本体デザインに関しては、これまでのiPadシリーズと変わらず、安いながらもしっかりした作りをしています。このあたりの完成度に関してはずば抜けて安定しています。

ただこれまでProシリーズなどの上位モデルを触ったことのある場合、本体のちょっとした分厚さ、ディスプレイ部分に力をかけた場合のたわみなど気になる部分が出てくるかもしれません。

キーボードへの対応はGood

iPad 第7世代 10.2
iPadでWordなどは使えるものの、まだ卒業論文や論文をこれ単体で編集しきるまでにはなってはいないため、PCの代わりに買うのはおすすめしません。しかし、Zoomでミーティングしたり、Slackの返信をしたり、論文の内容を書き進めていく分には十分使えます。

家に家族共用のパソコンがある場合などには、iPadで調べものしたり、レポートを書いたりしつつ、最後提出前にはパソコンのWordでフォーマットを整えて提出なんて使い方もできます。

動作が極端に遅いわけではない

ESR iPad 第7世代 ケース
動作に関してもストレスを感じるほど遅いかといわれるとそうでもなく、論文や電子書籍を読んだりSNSをしたり、ちょっとした画像編集、ノートテイキングには不満はありません。マウスとキーボードを接続してWordPressでのブログ執筆など快適に行えます。

めっちゃおすすめではない点

iPhone 7と同等性能≒長く使えないかもしれない

一番おすすめできない点は2016年発売のiPhone 7と同等の性能という点。すでに登場から3年以上が経過しており、少々世代的には古め。

前述の通り動作スピードに「今」問題があるわけではありません。しかし、これから先、レイヤーを重ねたお絵かきや、本格的な動画・写真編集に手を出す場合、後で性能不足を感じるのは確実。普段のスマホがiPhone 8以降を利用している場合には、スマホよりも遅くなる可能性があるので、スマホとの兼ね合いでも不満を感じてしまうかもしれません。

あと、どのくらい先までアップデートが続くのかも不明。中身の世代としては古く。長期間使う場合にはOSのアップデートが心配。AirやProに比べると早く打ち切られてしまう可能性も否めません。割り切って使っていくのであればいいですが、3年以上使うならそれらの点でも注意する必要があるでしょう。中古で売る際もかなり安くなる可能性はあり得ます。

今から買うなら何がいい?

ペンは第6世代モデルでも使えるよ

iPad 第6世代

じゃんぱらでの中古価格


Smart Keyboardは利用できませんが、Apple Pencilなら第6世代でも利用可能。第6世代と第7世代は実は同じSoC A10 Fusionを搭載。主な違いは「RAM:2GB→3GB」、「画面サイズ:9.7インチ→10.2インチ」、「Smart Keyboardへの対応」の3点。

論文と電子書籍をを読むのには非常に効率的なので、とりあえず今はiPad 第6世代モデルの中古を購入し、新モデルが出るまで待つといった手もあります。ペンだけ使いたいのであれば、第6世代で十分でしょう。

3万円前半で購入できるので安くはありますが、テレワークで需要増のためか現在は少し価格が上がり気味な印象もあります。

一番おすすめはiPad Air 3

iPad Air 3
金銭的な余裕がある場合は、Airがおすすめ。iPhone XSと同世代のA12 Bionicを搭載。アップデートや動作に関しても2年は余裕。iPad 第7世代モデルよりも余裕があり、あとで動画・写真編集したくなった場合にも安心です。

新品だと税込み6万円程度になってしまいますが、2年経っても中古価格はiPad 第6世代や第7世代ほど落ちる可能性もなく、お金を出す価値がある製品ですね。



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