ソニーの電子ペーパータブレット「DPT-RP1」をベースとした「DASUNG A4」が発表されています。DPT-RP1は、手書きノートとPDFの閲覧に対応した製品でしたが、「DASUNG A4」は、Android5.1を搭載しTXT、EPUB、MOBIにも対応しています。実質的には、DPT-RP1のAndroid OS搭載版とも言える製品です。
スペック
OS | Android 5.1 |
---|---|
CPU | MarvellIAP140 64-bit Quad-core IoT Applications Processor |
ディスプレイ | 13.3 inch E-Ink Carta (2,200 x 1,650) |
RAM | 2GB |
ストレージ | 16GB |
バッテリー容量 | 2,000mAh |
サイズ・重量 | 302 x 224 x 5.9 mm、349 |
カラー | Blue, Green, Pink, Grey, White |
その他 | Micro USB, Bluetooth4.2、NFC |
ソニーのDPT-RP1とほぼ同じ
「Dasung A4」は、ソニーの「DPT-RP1」ベースなので、外観からスペックまでほとんど同じ。
違いは、OSとカラーバリエーション。DPT-RP1は独自OSでしたが、Dasung A4はAndroid 5.1を搭載しています。ただOSのバージョンは古く、性能は低いので、対応しているアプリは少ないと思われます。DPT-RP1がPDFのみの対応であり、Dasung A4はMOBIなどの形式にも対応していることを考えると、ファイルの対応状況でのメリットがあるといったところでしょうか。
ソニーのDPT-RP1は、カラーバリエーションがホワイトのみでしたが、こちらは4色展開になっています。
実用性はなく、買う意味もなさそう
スペック的には、Android 5.1・RAM2GB・ストレージ16GB、CPUも5年前の製品ということでかなり古い製品になります。価格も799.99ドル(約107,115円)とお高めです。
国内で販売されていて、スペックの高いBOOXシリーズやMatePad Paper、Quadernoの第2世代モデルなどがある現状を踏まえると購入する意味はないでしょう。
QuadernoなどにもAndroidは搭載可能?
Good e-Reader Storeでは、QuadernoにGoogle Playストアを搭載するようなサービスが行われています。また、独自にGoogle Playストアを搭載したモデルも販売されています。
スペックが高くなく、実用性という点ではGoogle Playストアをインストールする意味はないかもしれません。価格も前者が300ドル(約40,208円)、後者(A5モデル)が869.99ドル(約116,591円)とお高め。スペックが高く大幅に実用的になるというわけではないので、こちらも日本国内から利用するのはおすすめできません。
ただ、Quaderno(第Ⅰ/2世代)やソニーのDPTシリーズがAndroidかそれに準じたOSを搭載しているという事実は非常に興味深いところです。DPT-RP1や初代QuadernoがAndroid 5.1系統、Quaderno 第2世代にはAndroid 9.0系統な模様。
国内でAndroidアプリを電子ペーパータブレットで使うとなると、BOOXシリーズかMatePad Paperになります。しかし、Quadernoシリーズなども基本性能が上がれば、Google Playストアをインストールしても快適に使えるはずで、今後の発展に期待が高まります。
Source:Good e-Reader 1 | 2
コメント