大幅な刷新がなされた新しい「Kindle Paperwhite」が10月27日から販売開始されます。この記事では、新しいKindle Paperwhiteの特徴や価格、旧モデルと比較して買い換える価値があるか、通常モデルかシグニチャーモデルどちらにすべきかを紹介します。
Kindle Paperwhiteのスペック
Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhiteシグニチャーモデル | |
---|---|---|
ディスプレイ | 6.8インチAmazon Paperwhiteディスプレイ、16階調グレースケール | |
解像度 | 300ppi | |
明るさ自動調節 | × | ○ |
ストレージ | 8GB | 32GB |
バッテリー | 最大10週間(明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分) | |
Wi-Fi・Bluetooth | 802.11b, g, n | |
サイズ | 174 x 125 x 8.1 mm | |
重量 | 205g | 207g |
充電 | USB Type-C | USB Type-CQi |
防水 | IPX8 | |
価格 | 広告あり:14,980円広告無し:16,980円 | 広告無し:19,980円 |
Kindle Paperwhiteは2モデル展開で、通常モデルとシグニチャーモデルの2つになっています。どちらも基本仕様としては同じですが、シグニチャーモデルは明るさの自動調節、ストレージ32GB、ワイヤレス充電(Qi)に対応しています。
Kindle Paperwhiteの価格・発売日
モデル | 発売日 | 価格 |
---|---|---|
8GB・広告あり・Wi-Fi | 10月27日 | 14,980円 |
8GB・広告なし・Wi-Fi | 16,980円 | |
32GB・広告あり・Wi-Fiシグニチャーモデル | 11月10日 | 19,980円 |
最安モデルが14,980円からで、発売日は10月27日からになっています。ワイヤレス充電に対応したシグニチャーモデルのみ、11月10日発売予定となっています。
価格に関しては、旧モデルから1,000円程度の値上がりですが、それを余裕で満たすだけの大幅刷新になっています。ちなみに現時点でWi-Fi+無料4Gモデルの設定はありません。。
主な特徴と旧モデルからの主な変更点
ディスプレイ:大画面化
画面が6インチから6.8インチへ大型化し、最上位モデルのKindle Oasisの7インチに近い画面へとなりました。僅かな画面サイズの増加にも見えますが、このサイズ帯で1インチ近く大きくなると、表示領域の変化は大きく、圧倒的に見やすくなります、
モデル | 新Paperwhite | 旧Paperwhite | Oasis |
---|---|---|---|
縦 | 174mm | 167mm | 159mm |
横 | 125mm | 116mm | 141mm |
幅 | 8.1mm | 8.18mm | 3.4-8.4 mm |
重さ | 205g | 182g | 188g |
画面はビッグになりましたが、本体のサイズアップは最小限に抑えられています。旧Paperwhiteと比較して、縦横共に増加は抑えられており、上位モデルのOasisと比較しても、横幅は細く片手で持ちやすくなっています。
USB Type-C:やっと現代的な充電方法に
2012年に日本で販売開始してから、ずっとMicroUSBが採用されて聞いたKindleシリーズですが、ついにUSB Type-Cに対応します。他社の電子ペーパー端末が軒並みUSB Type-Cになっていく中、やっと追いついた形になります。
筆者自身、MiroUSBのガジェットは手元にほとんどありません。Kindleを充電するためだけに、わざわざ取り出すのは面倒だと感じていたので、ありがたいアップグレードです。
防水:安定安心のIPX8
従来モデルから引き続き防水(IPX8)にも対応しています。IPの防水等級では最高のIPX8に対応しており、、深さ2mの真水に60分、または深さ0.25mの海水に3分沈めても大丈夫な性能。「バスタブに落としてしまっても安心。」とあるように、お風呂に持ち込んだり、キャンプなどのアウトドアでも安心して利用することができます。
ワイヤレス充電:シグニチャーモデルのみ
ワイヤレス充電に対応したKindle Paperwhiteも初登場しました。規格はQiとなっています。iPhoneや多くのAndroidスマートフォンで用いられている方式と同じ。
充電頻度が高くないからこそ、ワイヤレス充電対応の意味があります。スマートフォンで使っているQi充電台やMagSafe充電器をそのまま流用することが可能で、わざわざKinlde充電のためにケーブルをセットアップする必要がなくなります。
買い換える価値アリ:ただし4Gユーザー以外
新しいKindle Paperwhiteは、大幅な進化をし読書体験が良くなるので、買い換える価値はあると言えます。画面サイズやUSB Type-Cなど普段使う上で、旧モデルの不満点が潰されており、利便性を大きく変わります。Kindleで読書することがあれば、買っておいて損はありません。
ただし、現時点では、旧モデルにあったWi-Fi+無料4Gモデルはありません。スマートフォンのテザリングで十分だとは思いますが、どうしてもモバイル回線付きのKindleが欲しい人は、まだ購入するのは待ったほうが良さそうです。
通常モデルかシグニチャーモデルどちらにすべき?
両モデルの大きな違いは、ストレージと明るさ自動調節とワイヤレス充電です。沢山本を入れたり大きなサイズの本を入れる人は、必然的にシグニチャーモデルになります。また、屋内と屋外、明所と暗所を行き来して読書する頻度が高いならシグニチャーモデルになります。さらに、有線で充電するのが面倒な人もシグニチャーモデルになります。
逆に、多くの人にとっては、通常モデルで十分といえます。8GBでもかなりの本が入りますし、明るさを低めにしていても蛍光灯の下で十分読書できます。充電頻度もそれほど高くないので、有線でも手間にはなりません。
価格差は広告ありモデルで5,000円(14,980円 VS 19,980円)、広告なしモデルで3,000円(16,980円 VS 19,980円)です。この価格差でフィルムだったりケースだったりアクセサリーを揃えることも可能です。この価格差を許容しても、快適さを取りたいのであれば、シグニチャーモデルを買う価値があるといえるでしょう。
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