2021年も終わりに近づく中、2017年10月に発表された「Pixelbook」を購入しました。
普通のスマホやパソコンであれば、4年も経つと時代遅れ感がでてきます。しかし、Pixelbookの場合、性能に余裕があり、最新OSへのアップデートが今後2年以上約束されています。
実際に使ってみると、”条件付き”で、これからも購入するのも全然アリなChromebookでした。
デザイン:4年経っても色褪せない
とっても美しい、ホワイトのガラスとシルバーのアルミの天板です。同時期に発表されたPixel 2ともデザインは共通ですが、4年経った今でも全然通用するデザインです。Googleは、ツートンカラーなど、トーンの使いわけが上手い。
サイズ感としては13インチノートPCくらいあるので、面積は思ったよりも大きいです。
キーボードとトラックパッドも最高です。薄型ノートPCなので、打鍵感が犠牲になるのかと思いきや、しっかりとした沈み込みがあります。長時間文字を打っていても、疲れません。
左側面には、USB Type-C、イヤホンジャック、音量ボタン、電源ボタン。右側面にはUSB Type-Cがあります。ちなみに、どちらがわからでも充電可能。
Pixelbookの厚さは10.3 mm。薄すぎる….(ちなみに価格.comで11mm以下の厚さのノートPCは、YOGA BOOKとSwift 7だけでした。)
開くとこのような感じ。
ベゼルは太め。ただ、12.3インチのディスプレイなので、比率的には小さく、そこまで太さは気にならなかったですね。
性能:通常使用は余裕あり
CPUにCore i5-7Y54・RAM8GBを搭載しています。Chrome OSは軽量なこともあり、ほとんどすべての動作において快適です。沢山タブを開きながらのウェブブラウジングや、WordPressのブログ執筆、ブログ用の簡単な画像編集もサクサクです。もちろんCrostiniでVSCodeを動かすといった用途でも全然問題ありません。
もちろん、性能的には少し古めなので、Crostiniで仮想マシンを動かすなど、ヘビーな作業をこなすのは、流石に厳し目です。
Pixelbookは、RAM8GBやeMMCではなく高速なSSDを搭載するなど、細部のスペックもしっかりしています。現在販売されている安い価格帯のChromebookよりは明らかに快適に感じました。
バッテリー持ち
最新のバージョンでもバッテリー持ちは良く、ブラウザメインの作業、ブログ執筆等であれば、8~10時間程度利用することができます。動画を見たり、Crostini経由で重いLinuxアプリを使うと、短くはなります。ただし、それでも短すぎるということはなく、実用的。
アップデート:2024年6月まで、2年半
Chromebookの自動更新ポリシーは、2024年6月まで。今から購入しても、2年半程度最新のChrome OSアップデートを受け取ることができます。また、アップデートを重ねても動作が重くならず、これからも全然使っていけそうなのは、良いところです。Androidスマートフォンのアップデート期間と比べると雲泥の差。
2021年に買う時の注意:外観よりもバッテリーが重要
もしこれから購入するのであれば、注意して欲しいのは、バッテリーの消耗度合い。外観の状態よりもバッテリーの状態を優先するべきです。バッテリーが劣化していると、持ち運びするのは厳しく、自宅で使う場合でも充電器に接続しっぱなしになってしまいます。
既に、発売から4年経過しており、モノによってはガッツリ酷使されたものが中古として出てきます。充電回数が200回超え、消耗度合いも80%前半なんてものもあると思います。そこまで劣化してしまうと、持ち運んで使うにはかなり心許なくなってきます。
筆者が今回購入したものは、外観に傷があったものの、充電回数は10数回、消耗度合いは99%とかなりの良品でした。購入されてからあまり使用されてなかったり、ここ1, 2年に購入されたばかりのものであれば、全然大丈夫かもしれません。
ちなみに、バッテリーの状態や充電回数は、最新のChrome OSで、「設定」→「Chrome OSについて」→「診断」から簡単にチェックできます。
総評:欲しい所がすべて詰まっている、後継機に期待
Pixelbookは、この後継機種のGoを含め、軽い・薄い・性能・デザイン・バッテリーと、ノートパソコンに求めるものすべてが詰まっています。Chromebookのみならず、全ノートパソコンの中においても、最高のもののうちの一つといえます。
Pixelbook発売から4年、Pixelbook Go発表から2年が経過しました。そろそろ、新しいPixelbookを出してくれないかな?と思う今日此頃です。
コメント