iOSやAndroidのスマートフォンやタブレットで削除してしまったデータを、WindowsやMacから復元するためのソフト「PhoneRescue」をiMobie様から提供して頂いたので紹介します。
主な機能
iOS
iOSで対応している機能としては上記の通り。iOSバージョンに関しては、iOS6~14まで、iPhoneに関しては最新の11 Proにも対応していますし、iPad ProやiPod Touchにも対応しています。復元可能なファイルとしては連絡先やメッセージなどから、写真や動画、LINEなどのデータも復元可能としています。
PC側はWindows 10やmac OS Big Surについても既に対応しています。
AndroidについてはiOSの様に豊富な機能には対応しておらず、データ復元機能のみ、しかもRoot化をしないと復元はできない様子。
価格
価格については、1年ライセンスの場合4,980円。永続ライセンスの場合5,980円。一般ユーザーの方はおそらくこちらのうちどちらか一方を選択して利用することになります。筆者としてはもし使うことがあるならば、1,000円程度の価格差であれば。1年ライセンスではなく、永続ライセンスの方を購入しておく方が、もし後々使いたくなってしまったときにまた4,980円を使うのは勿体ないので、永続ライセンスにしておく方が良いでしょう。
実際に使う:完全ではないが使える部分もある
試しにiPhoneから削除したデータを復元してみることに。写真アプリから何枚か画像を完全に削除してしまった画像についてはセキュリティのためか復元できなかったものの、アプリに埋もれてしまったデータやアプリによっては削除したPDFファイルなどを復元させることができました。
「iOSデバイスのロック解除」機能もありますが、パスワードが分かって中身が見れる様になるのかと思いきや、パスコードを入力せずに初期化できるというのが主な機能。iPhoneを探すなどがONになっていた場合にはアクティベーションロックが掛かり、Apple IDのパスワードを入力する必要が出てきます
バックアップからの復元が魅力?
スマホからの復元はセキュリティ機能が高まってきているため難しい部分もありますが、個人的に使いどころがありそうなのはiOSのバックアップファイルからの復元。例えば、iPhoneやiPadであれば充電につながっている間に毎日クラウドにバックアップされたり、PCにつないで同期をするとバックアップが作成されます。その日以前に作成したデータであれば、それらのバックアップを読み出して復元可能になっているのは魅力的なポイントです。
スマホを壊してデータを失ってしまったとしても、代替機に復元する前にPCなどでもデータとして持っておけるのは魅力でしょう。
実際に試してみた感想としては、ディスプレイが壊れたりスマホが動かなくなってしまったときに、少しでもデータを復元したりPCなどに保存して置きたい場合にはお世話になるかもしれません。ただ、削除したデータについては復元できなかったものも多くあるため、そういった用途にはあまりむいていないかもしれません。
Source:iMobie
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