ASRcokの「DeskMeet X300」に、Ryzen 5600とGTX 1660 SUPERで組んだところ、高負荷時にCPU温度が100℃近くなるという現象に。
CPUの冷却対策として、CPUクーラーに「Noctua NH-L9a AM4」を導入してみました。CPU温度は5℃以上の冷却効果と圧倒的な静音性を手に入れることになりました。
この記事では、DeskMeet X300はAMD純正のCPUクーラーで良いのか、それともNoctua NH-L9a-AM4にするべきかを紹介していきます。
CPU温度:AMD純正クーラーとNH-L9a AM4
AMD純正 | NH-L9a-AM4 | |
---|---|---|
アイドル | 42℃前後 | 35℃前後 |
軽作業 | 60~70℃ | 55℃前後 |
高負荷 | 85~95℃ | 80~93℃ |
DeskMeetにAMD純正クーラーを使ったときは、YouTubeやプライムビデオで動画を観たり、ブログを書いたりといった軽作業だと、大体60~70℃くらいの温度帯。CPUやグラフィックボードに負荷をかけるベンチマークや演算を行うと、大体85℃から最高では96℃くらいまで上昇しました。
一方、Noctua NH-L9a-AM4は、AMD純正CPUクーラーよりも5℃程度は安定して冷え、なおかつ温度の上がり方もゆっくりな印象でした。動画を観ながら作業をしても55℃前後で安定していて、なかなか60℃を超えていく気配はありません。高負荷時にも93℃くらいまでは上昇しましたが、負荷が掛からなくなると、スッと温度が低下しました。
静音性:NH-L9a-AM4はとても静か
AMD純正クーラーと比べてNH-L9a-AM4は、圧倒的に静かです。軽作業なら電源とグラフィックボードのファン音くらいしかなく、デスク上においても集中して作業できます。高負荷時は、ファン音が聞こえますが、それでも気にならずに作業できるレベル。
AMD純正クーラーもUEFIデフォルトのサイレントモードなら、アイドル時は静かです。ただ軽作業ではファンが回ってる感が少し出てきて、高負荷時はしっかりファン音がします。
総評:NH-L9a-AM4がおすすめだけど、純正もあり
AMD純正クーラーも通常使用に問題ない位の冷却性能を備えています。グラフィックボードを使わず、Ryzen 5 5600Gや7 5700G単体運用だったり、軽作業用マシンなら、純正クーラーで十分です。
ただ、総評としてはDeskMeet X300のCPUクーラーには、NH-L9a-AM4をおすすめします。7~8,000円と少しお高くはありますが、静音性や冷却性は圧倒的です。高負荷時もちゃんと冷やせるので、DeskMeetでCPUを使う演算だったり、グラフィックボードも使ってケース内の温度上昇する動画編集やVR、 画像生成AIをするなら強く導入をおすすめします。
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