これまでイヤホンやヘッドホンをレビューしてきた、COUMIから4,000円以下で購入できる、IPX7の防水に対応した完全ワイヤレスなノイズキャンセリングイヤホン「Freedom Dots ANC-861」が登場したので、レビューします。
今回レビューに使用した「COUMI Freedom Dots ANC-861」は、メーカーからサンプル提供されたものを利用しています。記事内容は指示を受けていません。
パッケージと内容物
COUMIの製品でおなじみのホワイトのパッケージ。開封すると、イヤホン本体と対面します。
内容物は、イヤホンと充電ケース本体、充電ケーブル、イヤーピース、説明書となっています。
イヤーピースは、同じサイズのものが2セットずつ用意されています。一つなくしても、予備があるのはありがたいですね。
外観:ホワイトが美しい
充電ケースは、AirPods Proと比べると大きいですが、そこそこ小さめ。ポケットやカバンにしまっていても、気にならないレベルです。
背面にはUSB Type-Cがあります。
ケースの蓋を開けるとイヤホンと対面します。耳から外したそのままの向きで収納することができ、弱いながらもマグネットがあり、吸い付けられる様にしまうことができます。
イヤホン自体は、耳からうどんタイプです。装着感は軽く、長時間付けていても負担にならず、動いても外れにくくなっています。また、AirPods Proと同様に、再生停止やノイズキャンセリングの切り替えなどは、うどん部分を摘んで操作します。
音質:価格なり
音質は、特に驚くべきことはなく、価格なりな印象です。尖った部分はなく、聞きやすい音です。ただ、低音のパワー感も高音のきらびやかさもなく、普通です。また、音にはクリアさはなく解像感は低いです。
アクティビティや作業中のBGM的な使い方では気にならないと思いますが、音楽を楽しむ用途で利用するのはおすすめできません。
ノイズキャンセリング・外音取り込みモード
ノイズキャンセリングは、価格なりといった印象で、これを目当てに購入するのはおすすめしません。交通量の多い道で、ノイズキャンセリングONとOFFを切り替えてみましたが、劇的な変化はありません。ノイズが少しカットされているかな?と思うレベル。
一方、外音取り込みは、比較的クリアでした。外音取り込みモードのON/OFFを切り替えると、外のサウンドがはっきりと聞こえてきます。ホワイトノイズも、かなり静かな場所でない限り、ほとんど気にならず、実用的です。
操作性
- 1回つまむ:再生停止
- 2回つまむ:曲戻し(左)、曲送り(右)
- 左1秒つまむ:外音取り込み→OFF→ノイズキャンセリング
上でも紹介したように、うどん部分を摘んで操作します。ハウジングをタップするのと異なり、タップミスや耳への収まりを調節するときに誤タップすることがありません。ただし、つまんだときのフィードバックは安っぽさがあります。
総評:お手頃価格でスポーツ用防水イヤホンが欲しい人向け
COUMI Freedom Dots ANC-861は、3,680円とお手頃価格で販売されています。価格も価格だけあって、音質やノイズキャンセリングはそれなりの製品です。音楽を楽しんだりリスニング教材をじっくり聴く用途には、あまり向いていない製品と言えます。
一方、スポーツなどのアクティビティ向けであればおすすめできる製品です。安価な製品ではありますが、しっかりと防水(IPX7)に対応しており耐久性に期待できます。また、活動時には、音質などの欠点はそれほど気になりませんし、外音取り込みできるのは安全性の面からも重要です。
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